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「妙なる山の九頭龍の胴体を祀る社は」

1月5日の妙高の夜明け

一晩中粉雪がちらちら舞っていたようだ。


重たく垂れ込めた雪雲と

飯縄山や班尾山のわずかな稜線のシルエットの間に

朝焼けがゆっくりと広がっていく。


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越後富士と言われる妙高山は
長野県との県境に近いため
新潟県に位置しながらも
「北信五岳」のひとつとして親しまれる。


以下はウイキペディアより

山名は、古くは「越の中山」(こしのなかやま)と呼ばれていたものが、

好字二字令 により「名香山」と当て字され、

それが「みょうこうざん」と読まれるようになり、「妙高山」の字が宛てられたものである。



北部フォッサマグナ の糸魚川一静岡構造線のすぐ東側に と共に妙高火山群をなし山体の基盤からの高さは 1200m、体積は 50km2[2] で、主に輝石安山岩、角閃石安山岩を主体とする安山岩 (SiO252~60%)質の成層火山 であるが、高アルミナ玄武岩 、角閃石デイサイト などで山体が構成される。本来の山頂は標高2,800 - 2,900m程度であったと推測される。



そうか

妙高って火山なんだ。


昨年の11月の半ばに

初めて気がついたわたしは

再び訪れるとき

山岳修験道で有名な「北信五岳」(黒姫、戸隠、班尾、飯縄、そして妙高)

そんな妙高山の神さまってどなたなのかしら?


そう思い立って旅の前日の夜に

検索して見たら

それは宿泊施設の「妙高高原・池の平」に程近い

「関山神社」というところにお祀りされていることを知り

秘かに行ってみようと思い立ったのだ。


なんとなんと

そこには九頭龍の胴体が祀られているのだという。


http://ameblo.jp/mizunotunagari3776/entry-11742907608.html


戸隠には九頭龍の頭

妙高関山には胴体

そして

糸魚川の能生白山神社には

尾が祀られているのだと言う。




(絶対行かなくちゃ!)



当日10時くらいにホテルを出発。

皆がスキー&スノボに出発するさい

どこに行くの?と聞かれる。


「うん、いいところ」

何故かいいたくなかった。


ひっそりとひっそりと行きたかったのだ。


それはあまりにも雪深くて

途中で転がって横転している車などを見たりしたので

そしてカーナビでたどり着いたこちらの駐車場に置いてあった車が

完全に雪に埋もれているのを横目に見て

多少怖気づきながら

それでもなんとか

どなたも居ないこの社にたどり着く。



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南参道というところに車を止めたので
本殿にたどりつく前に
小さなお堂を見つけてお詣りをした。


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ここは寺院なのか神社なのか。
あの南足柄の「最乗寺」以来
不思議な展開になっているのだなあ。


ここもまた観音堂のようだ。

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見事なご神木が雪に埋もれている。


石仏も有名らしいが
この時期は全て雪の下に埋もれているようだ。

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小さな小さな祠は
雪が払いのけられていて
これまた
小さな雪だるまが供えられていた。


北のひとびとの
温かな信仰心を思う。


いよいよ
本堂に到着する。




続きます。

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