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Channel: トヨタマヒメ富士日記
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タイムスリップ 異次元のトンネル

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姉の言っていたトンネルは

すぐにわかった。
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『龍になってトンネルを?』

そこは風の抜ける場所。
このタワーの真下を通っているのだ!
不思議な風が吹いて
通り抜けたら
ピタリと止まった。

トンネルの中には
再開発で取り壊された
同潤会アパートの古い写真が飾ってあった。
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このアーチ型の形態は
以前のトンネルを模したものだった。

このアーチが高い理由をわたしは知っている。
馬車が通れるように高くしているのだ!



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蔦の絡まるこの外観は
わたしが代官山に居た頃までそのままであった。

このトンネルの秘密は
今回も謎のままとなった。

次の場所は
あの
縄文と深い関わりがある場所。

チリ沿岸M8.2大地震

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昨日の話の続きを書いていたら
朝からこのニュースでそれどころではありませんね。

ナスカプレートが南米プレートの下に沈み込む、海溝型地震だそうです。
これは
3.11と同じ構造ということです。

現地の状況や
今後の津波の情報が気になります。

NHKニュースより

南米チリの沖合で、日本時間の午前9時前、マグニチュード8.2の巨大地震がありました。
太平洋津波警報センターによりますと、チリの沿岸では地震から19分後に2メートル余りの津波を観測したということで、中南米の太平洋側の国々に対して津波への警戒を呼びかけています。

アメリカの地質調査所によりますと、日本時間2日午前8時46分ごろ、現地時間1日午後6時46分ごろ、南米チリのイキケの沖合、およそ100キロを震源とするマグニチュード8.2の地震がありました。
震源の深さは20キロとみられています。


タイムスリップ 交差点を渡ると

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怖いもの無しだったあの頃。
狭い小さな世界の中で
主人公を気取っていたわたしたち。

交差点を渡ると
あちらからも
こちらからも
陽炎のように立ち昇る
若き日の自分。

旧山手通りを目的地に向かって歩くと
すっかり老舗のように構えている
この店の前を通る
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この店がまだ原宿にある頃
美大生のわたしはここでアルバイトを二年もしていた。
代官山に店を出すとボスが決めたとき
回りの皆が心配をした。
大使館の並ぶスノッブなこの街では
客層が違うと誰もが懸念したから。
だがボスの決断は先見の明があり
この街の流れを完全に変えた。

あれから30年。

わたしたちは『ランチ』と呼び
姪などの若い世代は『ハリラン』と呼ぶ。
この店の呼び方で
世代が別れるのだ。


八幡通りのよく待ち合わせに使ったラ  ボエムはすでに無く
その並びの『ココロの旅』に出てくる
ニューエイジショップ『翔兎』も
何処だったのか分からなくなっていた。

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過去、現在、未来の
何処にいるのかも分からなくなってしまうような感覚で
異邦人のようにこの街を歩く。

タイムスリップ 時層の重なり

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時間とは

この世界が作り出した『幻』?

本当は
過去も現在も未来も
いま、ここ、に
あるだけなのだろうか。

今度は
姪が言っていた
『気持ちのいい場所』が
目的地だ。
『ハリランの方にいくとね、
TSUTAYAがあるの。
そこがね
なんか、徳川のお屋敷跡なんだって。』

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ここが
TSUTAYAが経営する『Tーsite』
という商業施設。

代官山に限らず
東京の再開発のスピードは
すざましいものがある。
(東京だけではなく、世界中が?)

西郷山にフクロウが鳴き
このあたりに鶯が囀るのを聴いた人は
すでにこの世にいなくなってしまったようだ。

そんなことに郷愁を感ずる輩すら
この世の遺物なのかしらん。

仲間たちに同時に
着物以前?のビジョンが見えたみたい。

麻の巻頭位?のようなものを着た男性。
土器で水を汲んでいる。
争いのない平和な世界。

縄文?
縄文?

わたしは尋ねる。

分からない。

髪を男性は三つ編みにしたものを耳の後ろで輪にしている。
女性は、後ろで束ねている。

何かを栽培している。
子供が走り回る。
平和な世界。

藁で出来た家に
出入りしている。

わたしは慌てて画像を探す。


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先月、甲府盆地にいったときに撮った
復元された縄文の住居。

藁で出来た家って?


そうそう!
これ!

ここに出入りしている。
家畜がいる。
何かを栽培している。
明日葉みたいなもの?

縄文?弥生?

分からないけど。
なにしろ平和。

目の前にあるのは
こんな風景なのに。
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石が
記憶しているらしい。
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風と光と鳥の声。
そのときもこの花は咲いていたのかしら。
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タイムスリップ 徳川が立ち昇る

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そもそも

ここは徳川の水戸藩の屋敷跡だったはず。

でも
突然、そうなったわけではなく
明治になってから
皇室の管轄になり
朝倉邸の管轄の時代を経たようです。

今でも、
旧山手通りの向かいには
朝倉郡の屋敷跡。

馬車が走っていたという
Aさんの霊視も頷ける。

電電公社の集合住宅があったということは
元々は官営の土地が
払い下げられたということなのか。

1956年くらいに建てられたという
電電公社の住宅
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突然
きれいに整地された駐車場にて
Aさんが
江戸時代のビジョン。

ここに土塀があって
石畳。
その奥に
女中たちが忙しく働いている。
着物は引きずっていない。
地味な着物。

悲しんでいる存在。

全ては
金銭のために。
かつては憩いの場であったのに。

鶯が歌い
それを詠む輩もいたのだろう。
もちろん、縄文のころのように
全てが平等で幸せだったわけではない。

風。

違うよ!

そうだよ!

いつも、風が指し示してくれる。
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タイムスリップ 猿楽町の謎

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今年の一月の終わり

姉が富士山に突然やって来て
代官山のトンネルの話をしたのだ。
それが、
すべての始まりだ。

わたしはこのあたりの地名
猿楽町に秘密があるような気がして
そこを調べてみた。


猿楽町。
その名の由来は
猿楽塚という、古い古墳に由来する事を突き止めたときは、本当に驚いた。

そこは、代官山ヒルサイドテラスという
わたしが1978年に縁した会社があった場所であるのにもかかわらず
そのときまでその存在を知らなかったからだ。

猿楽とはなんなのだろう。
この古墳に眠っているのは
どなたなのだろう。

生まれて始めて
ここに訪れて見た。

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こんなビルに囲まれたところに
このような緑深い場所が
残っていることが奇跡だ。

猿楽でさらに調べたら
こんな記事にたどり着いた。


「猿楽」として確立したのが平安時代中期の頃のことである。当時の猿楽は滑稽芸・寸劇の類であったが、これを披露して生計を立てる専門の芸能集団(座)が現れて各地を渡り歩き、一部には寺社の保護を受けて寺社の祭礼行事と結び付き、その内容を祭事的・宗教的なものに変容しつつ、密教的な呪師猿楽(しゅしさるがく)が誕生した。
呪師猿楽とは、呪師が猿楽芸を披露するもので、儀礼色の濃いものであり、現在の能の「翁」の前身である。諸大寺の法呪師の役(法要などで独特の所作で加持祈祷を行う)が猿楽師に委ねられ、呪師走りと呼ばれる所作が習い伝えられた。こうして諸大寺と強く結び付き、有名になったのが大和猿楽四座、近江猿楽六座である。




これで
代官山の気になる場所の全ての来訪が終わった。

付き合ってくださった五名のみなさま。
本当にありがとうございました。

最後のミッションの締めくくりに向かいます。








東京の龍脈

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わあ!
龍みたい!

わたしが代官山蔦屋の駐車場で
中沢新一氏のアースダイバー地図を広げたとき
Aさんが、感嘆の声を上げた。
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何かに似ているとはおもったが
アラベスク模様のように縄文時代の東京を
西から東に向かって走る水脈は
まるで龍が身体をくねらせているようだ。

東京の西に偏る湧き水のある場所には
井戸の井の字がつく地名となっている。
北から
石神井>隅田川源流
上井草>神田川源流
井之頭>神田川源流
高井戸>目黒川源流

それでは渋谷川の源流は、というと
新宿御苑の玉藻池ともうひとつ
代々木の神宮御苑 清正井戸である。

代官山の地勢の良さというのは
北側に渋谷川
南側に目黒川
ふたつの川に挟まれた洪積台地で
縄文時代から人の営みが育まれた土地であったということだ。
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代官山アドレスも
代官山蔦屋も
猿楽塚も
そのならびの朝倉郡も
すべからく、そこに存在していたのだった。
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今、都市の再開発の名のもとに
龍脈は切断され
沢山のいのちを育んだ川も
暗渠化され、下水道としてしか使われていない。

それでも
石や風は
かつてここに育まれたいのちの営みの記憶を持っている。

それに気が付くことで
わたしたちは変容することが
できるかも知れないのだ。


アースダイバー地図に関しては
こちらをご覧くださいね!

http://www.nw-style.com/2010/10/google-earth.html?m=1

タイムスリップ 『山羊に聞く?』

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衣  食  住

そのどれもが未来は今とは違うのだろう。

この旅では
縄文?から江戸時代まで
重なりあう時間を感じることが出来た。

これからわたしたちはどこへ行くのかしら。

誰もが
今までの食生活はおかしいのでは?と
感じ始めている。

実は、今日は、東京の外食事情がどこまで変化しているのか
興味深々だったのです。

予め、お仲間のFさんには
ナチュラルフードが食べられるランチの店を探していただいていた。
前日には、
渋谷でステキなお店を探してくれた。

でも、今日の行程を考えた時
代官山から渋谷まで歩いてしまうと
その後がバタバタかな?と思い始めたのです。

結局、代官山の駅にほど近いところで
ランチをしようということになった。

近未来フード。
それはもしかしたら
過去にわたしたちが食べていたものに
限りなく近いのかもしれない、と
今は思い始めている。

八幡通りを歩いていたら
可笑しな看板あり。

『山羊に聞く?』

丁度12時少し前。
看板を見て、入って見たくなった。
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みなさんの同意を求め
ここに決定!
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ドリンクバー利用は別途に350円
オーガニックコーヒーもある。
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Sさんのオーダーは、イエローカレー
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Tさんは、鯖焼き定食
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他のみんなは、里芋の豆乳グラタン
ワンプレートランチです。
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1280円と少々お高めの値段設定。
でも、1時くらいに満席に。

壁のインテリアもかわいい!
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なんと、波板にペインティングしただけ!
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うーん。
普通にさりげにこういうランチがあるのはいいな。

さあ
最後の目的地場所に向かわなくては。

タイムスリップ 祈りのちからを次の千年へ

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明治の森へ。


縄文、江戸時代、
そして明治の森?

明治神宮は大正九年に鎮座された。
平成31年が百年祭だという。

奈良や京都にせっせと行っていた頃は
歴史が浅いんでしょ?という感覚で
高校生の頃、初詣にしか来たことがなかった。
とんでもない事だ。

それが、伊勢や出雲に行った明くる年くらいに、建国記念日に何故か一度だけお参りをした。
おー!こんなにすごいんだ、と思ったのを覚えている。

今回は、代官山に何しろいきたかった。
でも、帰りに新宿まで帰る途中に何処か一箇所、そんな気持ちでリクエストした。

それが、それが。

完璧に、お参りする手筈になっていたようです。
全く、無駄がないのです。

お仲間たちは、しょっちゅう来ているのだと。
富士山よりも、御守りしている存在が多い?


かれこれ
20年ぶりに、お詣りさせて頂きます。
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木製の鳥居としては
世界最大だそうです。

結界あり。
水の流れ。
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勿体無いお言葉
ありがとうございます。

ここから空気が変わります。

百年祭に向けて。
祈りのちからを
次の百年へ
次の千年へ

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清正井戸は上からご挨拶。
ここは江戸時代はやはり武家屋敷。
加藤家や井伊家、と書いてあった。
それで、加藤清正か。
藤原北家です。
ひところのパワースポットブームは
酷かったらしい。
三年くらい前だという。
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いよいよ
拝殿に進みます。

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楠の木に 霊力あり

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木というものは不思議だ

そこ知れぬ生命力。

こちらの拝殿前には
クスノキの見事な御神木あり。

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向かって左に
夫婦楠
右にひとり楠
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天と地をエネルギーでつなぐ。
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太陽が力強い。

アマテラス?

木の花の不思議なパワーを頂く

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花見の起源

それは
春になると
枯れ木に花が突然咲く、
その不思議はパワーにあやかる
というものだったらしい。

この日
東京の桜は満開宣言。
お花見に来たわけでは無いので
所々で満開の桜が迎えてくれたけど
ゆっくりと味わっていない。

この旅の最後に
Sさんが
代々木公園で桜を見ましょう、と
誘って下さった。

明治神宮の鳥居でご挨拶をして
なんだか慌ただしく代々木の森に向かう。
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ステキだなあ。

武蔵野といえばケヤキ。
欅と桜の競演は素晴らしい。
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そうしたら、
どっちゃりと
人、人、人。
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こんなに沢山の人!
久しぶりに見た。
(嘘!夏の富士山五合目はどうよ)


まあいいや。
花の不思議パワーをもらいにきているのかな?
桜と富士山
日本人が、二大好きなものなのですね。



バタバタとみなさんとお別れをして
ひとり、原宿駅から山手線に乗る。

あれ?
母校の名が、駅の看板の下に!
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このときには気がつかなかった。
このあと
とんでもないラストが用意されていたのを。

原宿と大学名、
これがキーワードだったのだ。

新年度

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初仕事です。

今から静岡へ。
あちらは春爛漫なのでしょう。

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大地と光のちから

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富士山を半周して

南に行くと
こんなにも風景が異なるんだね。

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大地からにょこにょこと
湧き上がるいのち


頂いて
来たばかりの頃に
夢中になって作った
土筆の佃煮を作ってみよう。

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こんな風に伸び切った土筆が
シャキシャキして美味しいんだ。


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スプリング エフェメラル。
春の女神の足跡も。



そして
これは、例えようもない
風や光が見せる幻。

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富士の女神でもある。

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尊しや。



メビウスの輪のように

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4月1日の最後のお話。


17:10の河口湖行きのバスを
予約しているのにも関わらず
16:00にまでに新宿に着きたいと思ったのは
LIMAという自然食品の店によりたかったからだ。

三年番茶というのがあり
マクロビオティックをやっている人には
常識的な健康飲料らしいけど
わたしたちが住んでいる土地には
自然はあるけど
自然食品屋さんはないのだ、と
最近の記事に書いた。

オーサワジャパンという以前はよく目にした食品会社の商品を
何処で買えるのかを検索して
せっかく東京へ行くのであれば、寄ってみようと考えたのだ。

新宿の南口から
徒歩7分とある。
それなら、10分みた方がいいんじゃない?と、勘ぐる。
すると、往復20分。
探し物で10分。

だいたい
東京の街で、新宿南口ほど変貌を遂げたところはないのではなかろうか?
あの、悪名深き、なんちゃっての
エンパイアステートビルディング!
2月13日の新宿御苑からの画像

外国の人が見たら、とのように思うのかしら?
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なんてことを考えながら
LIMAに向かって歩く。
またしても異邦人のように。

今は昔と違い
スマホで案内して貰えるのが便利だ。

一端の若い人のように
スマホを見ながら歩く。

LIMAのHPには
『ニュー ステート メナー』の文字。

???
聞いたことあるぞ?
頭が一瞬、グルグルに。

え?

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LIMAは地図通りにそこにあった。

新宿南口から7分?

ちがうよ!
ここは代々木だ!
百歩譲って
小田急線の南新宿だ!

ニューステートメナー?

わたしは、
30年忘れていた記憶を
一気に取り戻したのだ。

買い物を済ませた後
まだキツネにつままれたように
周辺を歩いた。

わたしは、なーんだ。
この隣のモラーディア代々木というマンションにに住んでいたのだ。
しかも、
最初の結婚の時に
新居として選んだ。
新宿の実家から『スープの冷めない距離』である理由で
ここに二年も住んでいたのだ。
22歳から24歳まで。

ニューステートメナーは当時はこのあたりでは、一番高いビルディングで
一階にフレンチレストランがあり
六本木のデザイン事務所に勤め始めたばかりの若い夫は、給料を貰うと
そのレストランで食事をご馳走してくれたんだ。

私たちが住んでいたその建物は今はなく
高層マンションに取って代わられていた。

周辺は様変わりしていた。
{C89D67C2-E534-4D03-8A71-E34DC2C5BF00:01}
このオレンジ色の建物が
ニューステートメナー。


まったく忘れていたのは
恐らく自分で封印していたのだろう。

ある日、わたしはここから出て行った。
暴力を振るわれた訳でも
浮気された訳でもない。
ただ、退屈だったからだ。
今、あえて考えたくもない。
それは、わたしの汚点だったのだから。

彼とは大学の新入生歓迎コンパから付き合い始めた。
あの、玉川上水をふたりで酔っ払って歩いたのだ。
そこはラバーズラインと呼ばれ
恋人たちが歩くと結ばれると先輩たちが誠しやかに教えてくれた。
わたしが18、彼が20の時だ。

でもそのうち、わたしは原宿の『ランチ』でバイトをし始めて
キラキラの世界に入ってしまったのだ。
たくさんの知り合いができて
毎日が飛ぶように楽しく過ぎていった。

彼との結婚は
退屈に始終した。

わたしが別れると宣言したとき

母は泣き
父はため息をついた。

昨日のことのように
わたしはあの日の事を思い出してしまった。
あれだけ沢山の善良なたちを傷つけておいて
わたしは自由を手に入れたことで
ハイになっていた。
なんということなのだろう。

ここから、来たときの見知らぬタワーの間の道にはもう戻らずに
あの二年間、慣れ親しんだ新宿までの道を足は覚えていた。

そこはそういえば
文化服装学院のほうから新宿南口に向かう遊歩道だった。
遊歩道というのは、都会では、かつて川だった場所を塞いだ道。
30年前に、すでに遊歩道だったということは
この川も、東京オリンピックの頃に
下水道としての役割りしか成さなくなった
暗渠となった
春の小川なのだろうか。

わたしもまた
自分の過去に蓋をして
暗渠の上を歩いてきたのだろうか。


思い出しなさい。
そう、
何かが囁く。

何かが30年で変わったが
何も変わっていないものもあるのだ。

逃げて逃げて逃げたつもりが
また同じところに戻ってしまう。

メビウスの輪のように。



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帰るときのコクーンタワー。


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到着の時のコクーンタワー。

バスの中からの夕陽

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結局
わたしは降り出しに戻る。

甲州街道を
富士の龍脈を
ひたすら、遡る。





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乱気流

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昨日から

気圧の変化が激しいようで

富士山は
また、沢山の雲を製造中
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昨日の南側の富士
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愛鷹山
お久しぶり。

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昨日の成果
2tトラックいっぱいのゴミ
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また少し
富士山が綺麗になったかな?

標高850mの春

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今日は

東京の多摩川堤に
お花見に行くはずだった。

ちょっとした、かなりな自分のミスで
残念ながら
お花見は断念。

標高850mの春は
遅れること二週間。

やっとこんなコが!

ふきのとうだって、蕗の花なんだ。
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そしてやっと梅が咲いた。
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昨日の静岡の桜の画像で
我慢しよ。

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東京の桜が葉桜になる頃
こちらは満開になるはず。

花見の起源は
毎年枯れ木に花が一斉に咲くことの不思議なチカラにあやかることから来るらしい。

それは、散り際も
散り方も
葉桜も
全てを愛でるのが
正しい花見の作法であるという。

今年は
東西南北
あらゆる花を全て愛でてみよう。

前世ゲームにはまる 「時間とは、ひとの作り出す幻なのか」

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少しまた空いてしまいましたが

ココロの旅は続きます。

ここのところ、現実世界でも

過去と現在がオーバーラップして来て

ますます、時間というものも

人が作り出す幻なのだろうか、と

不思議な気持ちになってくる今日この頃。

読んでくださるみなさまのどなたかとも

シンクロしたりするようで

突然始まったこのシリーズも

何らかの意味がありそうですので

なんとか続けて行くことにします。


さて、

24年前の自分の体験したことを

なぜ今さら書こうと思ったかというと



24年前に知りたかった自分の前世

それは本当かどうかなんて確証は

その時点でも

今でも

無いのです。

が、

もしも今、ジャゼワさんなる存在にあって

わたしの前世を聞いたら

あの頃と違うことを言われるのでは、と思うようになってきたからなのですね。



つまり

結局のところ

ジャゼワさんという宇宙存在をチャネリングするというそのアメリカ人男性は

その時点のわたしのエネルギーを見ていたのではないかしら?

これって

前世という観念を理解するうえで

実はすごく重要なことなのかもしれないのです。



古代編で出てきた「モーゼとともに紅海を渡ったユダヤ人の奴隷」

という前世は

わたしのバックに入っていたその日返却するはずの「十戒」のビデオを

ある意味霊視していた?

つまりわたしのエネルギーを読んでいたのかも知れない。



そして

中世編と

近世編。



この当時はかなりわたしには衝撃の内容だったのです。



何故なら

スペイン人と黒人の前世は

絶対あるのだろうな、と自分でノートに書いていたからですが

これはどのように説明したらよいのでしょう。



穿った見方をすれば

そのノートも霊視した?



いいえ、

ビデオやノートを霊視しなくても

その前世をその時点でわたしが選んでいたのかもしれない。



なんだか頭がぐるぐるしてきましたが



とりあえず

過去記事をお読みになっていない方は

読んでみて下さいね。

二年前に書いた時点では

単純に、わたしの前世を捉えていますが。

(文体もまちまちで、読みづらくてお恥ずかしいのですが)


わたしの前世 中世編

http://s.ameblo.jp/mizunotunagari3776/entry-11115657180.html

わたしの前世 近代編

http://s.ameblo.jp/mizunotunagari3776/entry-11118117837.html

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この話しにはとっても面白い後日談があり

その話しもすでに書いてはいるのですが、続編として改めてお伝えしようと思っています。



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なごり雪

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朝起きて

びっくり!
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一面真っ白、

最後の浄化かしらん



やっと芽吹いた柳の上に

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咲き始めた壇香梅の枝に

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寒桜の花に

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やまねこ柳の雄花にも

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つくしんぼがやっと頭を出した
大地の上にも

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清めておくれ

なごり雪

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