(今日のすてきな夕暮れの画像とともにお送りします)
先日
ある女性の悩みを聞くという機会があり
(もしかしたら本人は悩んでいる意識はなかったのかもしれませんが
わたしには未来に迷いや不安があるように感じましたので、この表現にしました。)
そのときに
わたし自身の人生のことを考える
良い機会を与えられましたので
そのことを書きたいと思います。
その女性はわたしよりも一回り以上お若かったので
わたし自身のそのころに照らし合わせて
どうだったのか・・・
自分のその年齢のころを思い出しました。
うん、うん、
わかる、わかる・・・
そんな感じで
ある、アドバイスのようなものをさせていただきました。
これは特に女性に当てはまるかもしれませんが
20代
30代・・・という区切りよりも
25歳から34歳
35歳から45歳
そんな感じで大きな転機が訪れるような気がわたしはしてしまいます。
いま書いた
25歳からの10年と
35歳からの10年が
めちゃくちゃ悩む、というか迷うような気がするのです。
彼女は
仕事のことで悩むというか迷っていました。
色々お話しても
すでにご自分で結論をつけていて
堂々巡りのように感じたので
楽天的なわたしが思い切り楽天的に未来を決めた
あるメソッドのお話をしました。
それは
未来の自分に手紙を書く
未来の自分がそれに対して返事を書く
というやり方です。
それはできたらすでに人生を謳歌して最後の時が近づいている年齢が良いのです。
わたしが行ったのは
「80歳の自分に手紙を書く」
というメソッドでした。
確かその手紙を自分の好きな場所で燃やしたのだと思います。
(そのような「儀式」は、あっても無くても構わない。)
煙とともに、80歳のわたしがそれを受け取ります。
そして
それを読んだ「80歳のわたし」が
現在の自分に返事を書きます。
返事を書いている自分は
すでに80歳ですので
暖炉のあるロッキングチェアに揺られていて
ひざに猫がいるとか
ひ孫たちの遊ぶ声が聞こえる、とか
海が見える一軒家のテラスにいるとか・・・
何しろ自分が思う限りの幸せな老後を送っているわたしが
過去のなんだかつまらないことを不安に感じている自分に
お手紙を書くのです。
つまり
「目覚まし時計をセットしてしまうように
未来の自分をセットしてしまう」のです。
そして
それは自由なので
未来の自分を時々セットしなおしたりしても良いのです。
わたしは11年前にこちらに来たとき
一度それをセットしなおし
新しく手紙を書いたので
その手紙はわたしの引き出しのどこかにしまいこんであります。
「わたしは大好きな森に住んでいて
今は五月
たくさんの鳥たちの歌声があたりに響いています。
伴侶の焼くパンの良い香りが立ち込めて
その中であなたにこの手紙を書いています」
といった具合です。
これをしてからは
わたしはぶれることがありません。
未来はそこに向かっている。
ただ
どの道で行くかは
今の自分が決めるのです。
右から行く?
左に行って遠回りしてみる?
それともまっすぐに直球で行く?
それは自由なのです。
そのようなアドバイスをその女性にしたら
他人に対するアドバイスだったはずなのに
わたしの生きてきた道
そしてこれからの道がありありと再び浮かんできました。
わたしも過去世やそこで出会った人たちに興味をものすごく持った時がありました。
でも今はほとんど
過去には興味がありません。
わたしの過去世のひとつに
「マゼランの船に乗って海図を作っていた」というのがあるようなのですが
(本当かどうかは調べようがありません)
でも、そんな前世を持っているかもしれないわたしが
80歳になったら森のこじんまりしたお家で
ハンモックに揺られていたら
それはそれで
とっても楽しいと思いませんか?
がむしゃらに今日まで来たみたいですが
こんな風にして
他のひとと人生のお話をすることによって
振り返ったり
見直したりする機会がもてたこと
なんだか幸せに思えました。
そして今
小説を書こうかな、と思い始めました。
それは80歳のわたしが
波乱万丈な自分の人生を振り返る自伝的な小説なのです。
なんだかそんなことを考えると
いっそうわくわくしてしまいます。
タイトルを今
考え中です。
来年には書き始めようかな。
あ
暴走してますね・・・
そんなわけで
「未来の自分に手紙を書く」
もし何かに迷っていたら
このメソッドを試してみることをお勧めします。
未来は自分で創るのですから。