『南下する』
その言葉は何だかドキドキします。
南には憧れがあります。
乳と蜜が溢れる土地、のような気がするから。
伊豆半島を南下しつつ
フィリピン海プレートを感じる。
それとともに
地球のダイナミズムを感じる。
いつも、
ガイドのわたしが話していること。
『富士山は何故ここにあるのか?
それはね…』
ここは本当に不思議な土地。
湯河原から大室山
稲取をすぎる頃から
馴染みのある玄武岩の黒い溶岩から
白い花崗岩のサンドビーチに突然
移り変わる。
途中で
昼食を取ることになりました。
わあ!
海はいいなあ~!
大室山のご褒美かしら?
と
都合のよい解釈を。
ここのレストランの駐車場では
イソヒヨドリがさかんに囀っていました。
この鳥は、山梨にはいません。
山梨には、海が無いので。
青くて美しい、
その姿を見つけるだけで、感動です。
この囀りは
この旅のBGMのようでした。
ありがとう。
(こちらで姿と囀りが聴けますよ!)
さて
夕飯は、もういらないよ、と思うほど
お腹いっぱいになったわたしたち。
さらに南下すると
『田』の字がつく地名がやたら多いことに気がつきました。
また、田んぼの田の字!
この半島は、溶岩だらけで、山が迫っています。
田んぼを作るのに適した土地ではない。
それなのに
入田
白田
下田
そして
最終目的地は
田牛!
古代朝鮮の言葉で
海のことを、ハタといいます。
その『ta』と関係があるのかしら?
ta もしくはda音は
田んぼの田ではなく
古代の太平洋の
海の民族の
場所を表す言葉なのではないかしら?
多々土浜、というのも通過しました。
この旅の終わりに気付いたのは
帰りに立ち寄った西伊豆の
『田子港』
tagoって何だろう?
とっても気になり始めた。
田子の浦には良く海岸清掃でいくのですが
富士市の田子の浦と
西伊豆の田子港は
ずいぶん離れているのですよ。
先日の夜
友人は早々と寝てしまい
ひとりで一二三の記事の続きを書き終わったとき
わたしが絶対行かなくてはいけないところに気がついたのでした。
それは…