五月十二日
まったくこの日はすごいことになった。
生まれて初めて
伊豆にある大室山へ。
富士山の北東に位置する山梨の大室山は
山頂まで三回行ったことがある。
道無き道を薮漕ぎしながら。
しかし、伊豆の大室山は
富士山の祭神、コノハナサクヤヒメの姉
イワナガヒメが祀られていることは
駿河の国の伝説の有名な話。
観光地としても著名な
50年も前からリフトで上がれるという観光地。
ずっと
ずっと
行って見たいと思っていた。
いつか行くことになるのだろうな、と。
でも、まさかね、
今日行けるとは。
湯河原温泉に泊まったのは
例によって、温泉好きな友人が
お得なクーポンを購入していたから。
松本にトンボ返りの慌ただしいショートトリップをした
例の友人だ。
そのクーポンの期限は
松本と同じ、四月いっぱいだったのに
こちらだけ、五月いっぱいまで伸ばせるとのこと。
そうしたら、今月の休みが
わたしも友人も、今日しかなかった!
なんという偶然。
昨日の夜
『一二三』の記事を書きながら
今日、絶対に行かなくてはならない場所がわかった。
4月29日 新月の流鏑馬の『御室』浅間神社
5月10日 一二三の三宮 『三室』玉緒神社
そして、
今日
5月12日 『大室山』浅間神社
この山は火山。
およそ2700年前に噴火したもの。
フィリピン海プレートに乗っかってきた伊豆半島の只中にある、饅頭型の山。
山頂には大きな火口があり
大室とか、小室とか呼ぶのは
真ん中が凹んでいる山を指す、と何かで読んだ。
友人は例によって
何度もいったから、と言い
待っている、という。
わたしひとりで逸る心で登ってみた。
火口をぐるりと
富士山よろしく、お鉢巡りが出来て
所要時間は15分ほど。
火口の底は、アーチェリーの施設となっており
あらあら、観光地、お可哀想に、
と、思ったのだけど
アーチェリーの的を見て、
さいきんこの文様を見たなあ、と思いきや
そう!
流鏑馬!
しかも、的を数えたら
八つ。
お鉢=お八
お鉢から下るところに
イワナガヒメを祀るお社あり。
もちろんお参り。
これが今日の目的では?
そうしたら、ご縁日は
7月8日との看板が!
そうなの?
わが、父君の、命日だ!
あれ?
八面大王祭が五月八日
それが彼の誕生日。
大室山イワナガヒメの大祭が七月八日
それが父の命日。
お鉢を巡りながら
こりゃ、
偶然じゃないぞ?
八がどこまでも、付きまとう。
地球=88=富士山
頭がぐらんぐらん。
でも
きっと今日は大きな意味がある日かもしれない。
すべては上手くいっている!
ありがとうございます。
ここからの富士山