芦川村に行かない?
ほら、前にすずらんが咲いていた。
GWで、東京の友人が遊びに来ている。
Mがまたやって来て
友人夫婦と何処かへ行かないかと誘うのだ。
聞けば、TVで、現在は笛吹市芦川というこの地区は、昔ながらの暮らしを営んでいると紹介していたのだという。
いいよ!
ということで
河口湖の大石で待ち合わせして
出発した。
五月四日の話です。
数年前に開通した若彦路トンネルを抜けると、川座敷すずらんという店があり、一度行って見たかったので、ここで昼食をとることにした。
芦川渓谷の流れの音をBGMに
新緑を見ながら川に突き出たお座敷で
名水で打った蕎麦などが食べられる。
¥1000
芦川地区はそのトンネルが出来るまでは
秘境だった。
昔ながらの石垣や豊富な湧き水、
兜屋根の集落など。
食事のあと、『おごっそう屋』という
農産物特売所で情報収集をすることにした。
そしたらね
やっぱり
ただ蕎麦を食べて観光して
帰ることは出来なかったのです。
あれ?
諏訪神社の大ケヤキってあるよ。
見つけたのはわたしだけど
食いついたのはMだ。
何しろ、精進湖の諏訪神社の大杉が大好きで、毎年初詣はあそこなのだから。
行こう行こう!
でも、こんな狭い村に諏訪神社がふたつもあるよ、
大ケヤキだけでいいよね。
上芦川諏訪神社だって!
あと、兜屋根の集落も見たい!
行こう行こう!
といって、友人夫婦の車で
わかりにくい地図を手に
西に向かった。
続きます。