芦川渓谷沿いに
へばりつくように
芦川村の集落は佇んでいる。
西湖もそうだけど
この兜屋根はこの地方が代々養蚕を営んできた証だ。
石垣の段々畑は
つい最近までは桑畑だった筈で
お蚕を飼って夏蚕、秋蚕と年に二回
甲府に出荷していたのだろう。
一本道なので、まちがいようがない。
どんどん西に行けば
目的の藤原屋敷
兜屋根の見学だきる住居がある筈だ。
ところが
役場や消防署、公民館も過ぎて
そろそろ例の左右口トンネルに至る
村の入口についてしまいそうだ。
『鶯宿』というバス停があり
古めかしいお寺があり
『諏訪神社』に着いてしまった。
行こうとしたのは大ケヤキのある『上芦川諏訪神社』
こちらは『鶯宿 諏訪神社』
あれれ?
こちらもよりなさいってこと?
駐車場も何もない。
急な階段を登ると
ものすごい大ケヤキ⁉
なにかの間違いじゃないの?
こちらが諏訪神社の大ケヤキでは?
それにすごく気持ちがいい!
『竜』の文字。
もう一度パンフレットを見ると
やはり上芦川 諏訪神社の大ケヤキとある。
ここよりもすごいのか?
最初に気がついたのは誰だっけ。
あれ?
藤原屋敷は上芦川諏訪神社のすぐそぱだよ!
なんと言うこと!
四人が四人とも勘違いをして
西の外れまで来てしまった。
上芦川なら、若彦路トンネルへ抜ける
帰り道の途中なのに!
『呼ばれたね!』
後からわかるのだけど
この鶯宿 諏訪神社が
じつは重要なポイントだったことに気がついたのは
今しがた。
ここで行われた神楽の『カシラ』なるものが、日本最古と看板にあったので
『式三番人形』?
それはどんなものなのか
今しがた、検索して
他の、この地の重要事項に気がついたのだ。
そうとは知らず
次の大ケヤキの上芦川諏訪神社に向かいます。