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Channel: トヨタマヒメ富士日記
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富士山の地下深く(最新の情報)

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2014年1月11日



講師は「鵜川 元雄氏」

わたしたちがいつもお世話になっている

筑波にある「防災科学技術研究所」で

ほとんどのデータ解析に携わってきたかたです。


テーマがテーマだけに

今日は50名くらいの受講生はいたかしら?


富士山の地下はいまどうなっているのか?


マグマの上昇はどのくらいまできているのか?


最新のデータを使ってのレクテャーが始まりました。


{6895CE0D-156B-479A-BF8B-D7E82A73F11C:01}

のっけからこんな話し。
昨年の10月12と14日って何していたかしら?

{BB5F3C6F-DE3D-473F-9A17-7B4C1A9EE6DD:01}

お決まりのプレートのお話しなのですが
わたしたちの日本列島は
プレートの沈み込み帯ということで
火山国、地震国・・・
それは重々承知でございますよ。

{C097B6ED-AA3F-4765-91E1-40343E05B71B:01}

少しわかりにくいのですが
左の上の赤いところが「低周波地震」
噴火活動と密接なつながりがあるといわれている体には感じないくらいの
微弱地震です。
マグマの地下からの貫入の際に起きるのでは
といわれています。


富士山もまっかっか。(山頂より北東の位置です。つまり富士吉田側?)
その右下が箱根火山
そのさらに右下が大室山のある伊東のあたり
そしてさらに右下が伊豆大島!


箱根火山だけ東にずれていますが
あとはみごとに一直線に並んでいます。
フィリピン海プレートの貫入の方向です。


そして
1990年ごろの地震計及び傾斜計の配置
(ありゃ!たまたまわたしが今記事を書いている24年前?)

{FBC5764F-4D44-46EE-BBD3-023BDF79163E:01}

{90EF077D-943A-4E8C-8DB0-8CF280E49822:01}

そしてこれが最新の観測体制!
点線は半径10キロ以内。
こんなにもたくさんの計器が富士山に取り付けられて
万全だということなのでしょう。


防災科学研究所のHPでは
連日の情報が誰でも見ることが出来ます。
わたしも良く見ていましたが
最近は見なくなりました。


{EA1088E9-9E93-4CAA-8B27-61915BBC7EA1:01}


結論からいうと
富士山のマグマは推定20キロから30キロくらいのところで
現在動きはないとのこと。


そして今日はあと2ヶ月で
東日本大震災、すなわち3.11から3年経とうとしています。


鵜川氏は
大地震と火山噴火は連動するのか?という
皆が一番知りたい情報にたいして
他の沈み込み帯に関してのデータを提示してくれました。


今日行ってよかったと思う話がこれでした。

チリ地震 1960年 M9.5
カムチャッカ地震  1952年 M9.0
アラスカ地震  1964年  M9・2
スマトラ地震  2004年  M9・1


いずれも周辺の火山が3年以内に複数噴火しています!


でも
もし2011年3・11から3年以内に
日本の震源地に近い火山が噴火しなければ
初めてのケースになるそうです!


これってすごくないですか?


桜島は以前から噴火していたし
西ノ島の新島は
震源地から離れすぎているようです。


もっともあと2ヶ月あるので、油断はできませんが。




でも
初めてのケースって・・・


なんだかほっとしてしまいました。


こいつは春から縁起がええわいな~。


油断してはいけませんよ。


火山性微動でもあれば
わたしがいち早くみなさまにお知らせいたしますからね。


まずは


めでたし
めでたし。

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