この日の朝一番に
わたしはchiaさんにメッセージを送った。
「引接山西方寺というお寺に帰りによってみたいのですが
ご存知ですか?」
答えは
想像以上!
「わお~!!
そこは姪っ子が通っている幼稚園!
わたしもかつて通っていました・・・
是非行きましょう~。」
って!
すごくないかしら?
ルカさんのお店でランチを楽しみ
濃い内容で笑い転げたあとは
「じゃあ
あとをついてきて下さい。
けっこう狭い道を行くんですけど。」
山中湖から富士吉田の小明見まで
chiaさんのちび青龍ちゃんにくっついて行く。
彼女は自分が通っていた幼稚園に隣接するお寺のご本尊が
「十一面観音さま」なんてまったく知らなかった。
それはそうだろう。
子供の頃に近所にお寺とかあっても
宗派は、とか
ご本尊は・・・なんて興味はまったくない。
ただ「お寺さん」。
そして神社であれば村の鎮守のお祭りともなれば楽しいイベントであるが
お寺さんは自分の菩提寺でもない限り行くことはない。
何しろお墓とかあって子供が遊ぶ場所でもないし・・・
「十一面観音さま」なんてまったく知らなかった。
「たまたま」わたしが前日の夜に
ネット検索するまでは。
そしてそれが「たまたま」chiaさんの幼稚園の隣だったために
このようにスイスイと案内していただける。
妙だなあ・・・・
狭い道を右折し
左折し
車はどんどん進んでいく。
きっとわたしひとりでは今でもたどりつけないだろう。
そしていつも思うのだが
忍野と明見は
歩いていると
江戸時代に迷い込んだような気にふっとなる。
山中湖は決してそうではないし
河口湖もそんな感覚に陥ることはない。
これは生まれて初めて忍野や明見をおとずれた
9年前と同じ感覚なのだ。
「引接山西方寺」
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想像していたよりも
立派なお寺であった。
有名な徳川家康の菩提寺
「増上寺」の黒本尊が第二次世界大戦中に疎開していたお寺だなんて。
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参道を入ってまもなく左手に
観音堂あり。
左側のお地蔵様がいい味を出している。
この中に「十一面観世音菩薩さま」がいらっしゃるという。
この観音堂のうしろに
富士山が見えるのをわたしたちは見逃さなかった。
(写真には写りこまなかった)
すなわち
十一面観音さまに向うとき
人は富士山に向うように配置されているのだ。
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わたしはこのさらに富士山の向こう側にある
富士宮の「星山観音」の向きのことを思った。
年明けはそこに行くことになるのだろうな・・・・
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近くに点在していたであろう石仏が
観音堂の前に納められていた。
さらに本堂のほうへ足を伸ばしてみることにする。