Quantcast
Channel: トヨタマヒメ富士日記
Viewing all articles
Browse latest Browse all 5679

『みづ』と『石』のくに (ハルナの謎にたどり着く)

$
0
0
5月9日
ひょんなことから、
生まれて初めての
上毛三山のひとつである
『榛名山』行き…。

『生まれて初めて』
の土地は、
いくつになってもワクワクする。






なんだけど、

何故だか、この旅はいつもと違う。

そうなんだよなあ…

榛名
はるな
ハルナ…

わたしは思い切り
この地名をブログに書いていた。

何故かというと、
わたしが移住した、富士山の北麓地方には
何故だか、『榛名信仰』が、満ち満ちていたのだから。

それも、
雨乞いの信仰として。

最初に気がついたのは
三年前。
西湖の湖畔の小さな祠を開けたKちゃんが、
そこに祀られる神さまを発見したことに発端を経て、

そのころ、お仲間のSちゃんが
榛名山と榛名湖に行ってきたけど、
三年前の4月で、
このシリーズは中途半端に終わってる。


ここから端を発し
明くる年、富士山麓の『榛名信仰』を
その年の日照りを、解消すべく
雨乞いの祈りの末にたどり着いた
2017年の5月のお話から

丸2年経ちまして

ついについに
本家本元の『榛名湖』と
榛名神社に参拝と相成った、ということなのかしら?

実際に足を運んだら
さまざまな疑問が氷解したのですね。

このくには
やはり
『みづ』と『石』のくに

まず、2年前のお話から。
2017年5月
こんな探求をして…


この時気がついたのは
富士内八海と
富士外八海の対応だった。

内八海五番 西湖『青木龍神』
外八海五番 榛名湖『村雨龍神』


そして、新たな情報が…

『求めよ、
さらば与えられん』
まさにそんな感じて展開して行き、
いよいよ、榛名池に?

すると、榛名に由来する劔を発見することに!


『文化十四年 榛名山満行』
と刻まれた劔が
村のサカイに奉納されていた!

不思議なのは
この時、かっきり二百年前。

二年前の5月の記事ですよ。
この日から二年経過したことになります。
そして、ついに!


榛名池に到達したのが、
2017年5月27日。

さらに、
本気の本気の『雨乞い』にて
再度、榛名池に行くことになった、
その日がなんと、
2017年7月27日の事でした。

かっきり、
二ヶ月後!!!



こうして過去に書いた記事を読み返してみると、

200年後
2年後
2ヶ月後…

そんな数字にいろどられてる。
いったい、『榛名』ってなんなのだろう?

で、
今回の(今年の)話にやっと移りますね。
(前置き、長ーい!)


くだんの『榛名神社』は
榛名湖から3キロほど降った場所に鎮座していました。


車を駐車場に停めると、
すぐその前に
『榛名歴史民俗資料館』!!!

しかも、しかも、
6月まで『入場無料』となってる!

神社の歴史や民俗的なことを知った上で
お詣りするのはタイムリーだ!

というわけで、
まずはそちらに行ってみることにした。


榛名山とは、なにか、
どんな信仰の歴史があるのか、は
現在のご祭神がだれか、よりも
遥かに重要なのだわ。







広重も描いている、
榛名富士と榛名湖

かつては伊香保沼と呼んでいたらしい。


奇岩巨岩が何故多いのか?
それもジオ的に説明出来ちゃうんだけど
大切なのは、古代の人たちが
それを見てなにを感知したか、なんですね。

それが、信仰となって行く。



万葉集にも、
『伊香保呂『伊香保』を詠んだ歌が、
なんと九首もあるようです。


そして、
立ち並ぶ宿坊の数々は
神仏習合当時の
『榛名講』の証し…



太々神楽!
代参!!!

これだ、これだ!




この神札を各々の村などに持ち帰り
雨乞いなどをお祈りしたのだろう。

富士五湖地方、それも足和田山を中心とした、
北西部で。


神社の中には
[雨乞いの井戸]があるそうな!


『途中で休むとその場所に降る』???


富士山から榛名富士まで
直線距離でも124㎞あり、
間に秩父や丹沢などの山塊があるので、
江戸時代に歩いたら、どれほどかかるのだろう。

改めて、
かつての雨乞い信仰のすざましい切望を思いました。


『みづ』はすべての命の源…

信仰の始まりは、雨乞い…

石はみづを生み出す、

このくには
やはり『みづ』と[石』のくになのだ。


さ、
いよいよ
参拝いたします。

巨石ニョキニョキの???

『榛名神社』




いざ!!!








Viewing all articles
Browse latest Browse all 5679

Trending Articles