Quantcast
Channel: トヨタマヒメ富士日記
Viewing all articles
Browse latest Browse all 5679

555 新月 風の神に出逢う (三国行き)

$
0
0
本日は

2019年5月5日
そして、
令和元年 卯月元日。


令和富士、

このラインはなんだろう?



卯月は四月なので
四月一日で、こちらも足すと5です。

だから、『555』と
勝手に…(^.^)



7:46に新月を迎えましたが、
今回の『新月の祈り』は
自分でも、びっくりするほど、いつもと異なるものでした。


さて、
この日のことは全くノープラン。

連休明けからいよいよガイドの仕事も忙しくなるので
『平成断捨離』しようかな、
と、朝ぼんやり考えていました。

今更、『平成断捨離』って、なによ〜〜〜!

ごもっともです。
平成の間に、身辺のものを断捨離しようと思ってたのに、間に合わずに令和まで持ち越してしまったのでした。

かってに
『まあ良い、断捨離するのに遅いということはない』と、取り繕って
出来る時にすればいいよね〜〜と。

ところが、ところが

朝のわんこ散歩で
こんな風景を目撃!


杓子山へ登る登山道に
山登りの装備をされた方が五人!
登って行きます、

そうか、
杓子山かあ〜〜。

先日、この山の向こう側の
富士吉田の大明見という地区に
『御社宮神社』なるものがあり、
『ミシャグウジンジャ』はミシャグジ(御石神)と無関係ではない、
という説を読んだばかりで、

そうかあ、
諏訪信仰のミシャグジと、杓子山!

妙に心に残っていたので、
登って見たくなりました。

5月5日

昨日、明日は休みだ〜
と言っていたイヌ友がいたので
電話をしてみました。


ねえねえ、
杓子山に登ってみない?
今日は富士山がきれいだよ。


すると、友人は、

『杓子山ぁ?
あんなとこ、急勾配で大変だよ!
だったら、三国に行かない?』
と、いわれ
そう言えば、10数年前に登った記憶を思い出して、
杓子山は急勾配で大変だった、
三国山は緩やかでキレイだった、

ならば
三国山に行こう!!!
と思い立ちました。
(これがまたまた、瓢箪から駒!だったのです。)

杓子山は、忍野村と富士吉田市にまたがりますが、
三国山は、
山中湖村と神奈川県山北町と静岡県小山町と
三つの県にまたがっています。

甲斐国、駿河國、相模國
三つの国にまたがるので、
『三国山』

『籠坂峠に車を一台置いて、三国峠から登ったらいいね』と、イヌ友は言い、
土地勘のあまりないわたしは言われるがままに。

パノラマ台から山中湖と富士山を眺めるたくさんのハイカーやライダーを尻目に、
さらに車を走らせると、
神奈川県山北町との県境。

ここから三国連山(?)の尾根道をハイクしようとの魂胆で、

登り始めると
次々と、ブナの新緑が…



そう、
ここは、『丹沢の西の端』と言われていて、
丹沢山塊といえば、
ブナの森なのです。



ブナやカエデの仲間がたくさんのこの山の尾根道は、10数年前に秋の日に歩いて、その彩りの美しさにため息をついたことがあったっけ。

新緑のこの時期に歩くのは初めてかも…


三国山山頂に着きました。

1320m
すると、200m登っただけなのに、
ここでは木々の芽生えがまだ始まったばかり。



向こう側は、
静岡県。

わあお!
愛鷹山!!!



そして、
箱根山!!!



季節が進むと
この風景も緑の中に隠れてしまう。

こんな位置関係で、
右手、山梨県の山中湖
左手、静岡県の小山町
尾根道を、富士山に向かって歩く感じ。


黄色い☆から
ピンクの☆まで、

2時間くらい山歩きをして新緑を楽しみたいな、
そう気まぐれで思いついたのだけど、
イヌ友にほとんど騙されて、
5時間の山歩きとなりました!


三国山の山頂から楢木山に向かって進むと、
バイケイソウだらけ。






イカルやヒガラが気持ち良さそうに
囀っています。




ブナとバイケイソウはけっこうセットなのです。
鹿が多い山は、下草を鹿が食べてしまうので、
毒草しか残らないというけど、
その典型ですね。

だけど、最近の鹿は
バイケイソウの花やトリカブトの花を食べ始めているとか。
花は毒性が弱いようで、これも進化なのでしゃうか。



こちらの木の皮も鹿のお食事跡。

ここから、
あれ?

倒れている木にたくさん出くわすのですね。



これ、
全てが静岡側からの風で
山梨県側に倒れているのです。










倒れた木々はまだ生きているので、
去年の10月の台風で倒れたのかも知れません。

それにしても、すごい数でした。
倒れた木は、ブナが多いけど
カエデや、ヤマザクラなどもあり、
みんなで起こしてあげたいよねえ、
と言いながら歩きました。






(愛鷹山の向こう側に、伊豆半島が見える!)

おかしいなあ…


わたしは、愛鷹山とこの山の間にある
小山町の“大御神”の話を突然思い出しました。

確か、
この先の大洞山は
小山町側では角取山と呼ばれ
大御神にあった『風の神』を祀る御神体山では無かったっけ?

その言い伝えでは
風は山中湖側から吹いてきて、
それを『角取おろし』と呼んで冷害を怖れたので
ここに風神を祀って…

そうだ!
大洞山には、
その信仰の証の、祠があるのでは無かったっけ?


その話をイヌ友にしながらも
三国山コースの最高峰
『大洞山』に向かっていきます。

(画像の整理が大変で、一回で終わりません。
続きますね。)








Viewing all articles
Browse latest Browse all 5679

Trending Articles