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Channel: トヨタマヒメ富士日記
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八十八夜の富士巡り その二 『根源のヤシロ』

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こちらの続きです。



実は
そのあとこの方たちをご案内したのは
すっかり忘れていた
先日、いきなり訪れた場所…


(こちらには、
その、変わった苗字の
◯◯丸さんの話しが書いてあります。)


ほんの数日前の話しなのだけど、
この日、『奇跡の霊水』へ行かなければ
この場所のことは思い出さなかったのだ、
と、思うと
ほんとに不思議な力に動かされている気がします。

Mも
わたしも
◯◯丸姉弟も
オーストリア人も…




うわっ!なにここ〜〜!!!

やはり、◯◯丸姉は叫んだ。

神さまだよね〜〜
ここって!



おそらく、
この御前に来ると
御朱印とか、
お賽銭とか、
そのようなモノの全てが必要無い物だということを
肌から感じると思うのです。



『さっき、
浅間神社がもともと
『アサマノ大神』を祀っていた場所だという話をしましたよね。
ここはさらに古い
『アソヤマ太神宮』という
古代の富士山を祀ってた場所なんです。』

ここには、
鳥居も、
社務所も、
拝殿も無いのだね。

ただ、
大切にされている場所…

どのくらい古いものなのか?

おそらく
縄文より古い起源を持つかもしれなくて、

なんども、なんども噴火するあのお山を
噴火するお山だからこそ
その現象とエネルギーを神のものとして

噴火を鎮める
というよりは

その火をもって、宇宙のエネルギーを動かしていく、と感じたかも知れず、

大地、地球、宇宙の普遍なる動力を
神のものとして、崇めていたかもや知れず…



この場所に
南朝の史跡があることが
限りなく不思議だけど、
限りなく必然とも思えるのです。




『南朝英霊神』
とだけ。




後醍醐天皇の第一皇子 『大塔宮護良親王』に
最後まで仕えていたという先祖を持つ
◯◯丸家の姉弟と
オーストリア人が
神妙にこうべを垂れます。


なんだか、
不思議だなあ…




ここには
『長慶天皇』を祀る
『長慶大神』の石碑まであるのです。


この方が南朝最後の
『第98代天皇』で
この方が、三種の神器を北朝側に渡したことで
南北朝時代が終わりを告げるのですね。




ここは、斑鳩の里に似ているので、
南朝の隠れ里になったもいう伝説もあるのです。



あまりにも
ここのところ
鎌倉時代が押し寄せていて、

過去、現在、未来が
実はすべて
いま、ここにあるのだ
と、知ってしまったわたしには、

いや、
だからこそ
いま、ここに
押し寄せてくるのだ
ということ。

(4月29日 河口湖湖畔の流鏑馬祭り)

(こんな感じで
みなで、談笑していたかも知れず…)


縄文も
弥生も
平安も、

鎌倉も
江戸も
明治、大正、昭和…

平成も
令和も

いま、ここに
存在して、いるのでしょう。

関わりたい時代に
すべての存在が関わり合い
懐かしんだり
喜びあったり

それは、未来へと
つながっていくのでしょう。




未来には、
富士に続く
この、道路も無いはずで、

わたしたちは
エアカーで
好きな場所へどこへでも行けるのだ。

道路も
トンネルも
電線も
護岸工事も
原発も
戦争も
無い世界。

ただ、
植物が繁茂し、
虫は羽音を響かせ
鳥は歌い
獣は大地を走る。

わたしたちもその大地に生きる。




このあと、遅いランチを皆さまとして
お別れをしました。

きっとまた
会えるのだと思います。

そのときは
また、新しい物語を綴りましょう。

家に帰ったら、
とびっきりの夕暮れ…









蛙たちのいのちの歌が
あえやかな空気に満ち満ちていました。


八十八夜。



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