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Channel: トヨタマヒメ富士日記
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『奇跡の霊水』を探して… 0427

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10連休に伴って
東京から、友人Mがやってきた。

もう、35年来の友人でもあるし、
彼女も、週末田舎暮らしを25年もしているので
話は多岐にわたり、楽しい。


ところが
今回は、おかしなことを言い始めた。

『ねえねえ、今朝ね、近所のオバサンに会ったんだけど、
最近ずっと調子が悪くて、ナンヤカヤ…
でね、
『奇跡の霊水』ってのがアスミというところにあって、
それを汲みに行ってたら、調子が良いっていうんだけど、知ってる?』

うーん、
明見(アスミ)かあ…

ちょっと考えてみたんだけど、
もしかして、あのお水のことではないかしら?
と、思い当たった。

不動湯のこと?

ん?
そうかもしれない。
ここから近いの?

(この時、すでに二人は
富士吉田というところで吉田のうどんを食べていた。)

うーん、
近いっちゃ近いんだけど…

だけど、なんで?


聞けば、
Mは、最近お肌の調子が悪くって
お高〜〜い、ナチュラル系のクリームでも肌が受けつけずに
東京に戻ると浮腫むのだそうで、
こちらに来ると治るのだそう。

見たところ、異常なしだけど、
東京に戻ると大変なことになるのだ、と。

そうなんだあ….

もしも、『奇跡の霊水』が
実際に“不動湯”であったとしても、
効き目には個人差があるとは思うのだけど、
思った以上に真柏さを感じたので
吉田のうどんを食べたあと、
行ってみることにする。


わたしは来たばかりの頃、
ドクターヴィレッジ(当時は上九一色村)に住んでいたI君と
不動湯へ入った事があった。

もう、15年も前の話だ。
詳しいことは覚えていない。

幸いなことに、
わたしは、アトピーとか、花粉症とかにあまりご縁が無くって、
その、不動湯のことは知っていたけど
近くの忍野に引っ越してからも
ついぞ、お世話になることはなかった。


『知る人ぞ知る』
有名な鉱泉なのです。

こちらをどうぞ!




ほんとうにこんなこところにあるの?

そう、『秘湯秘境の旅』だからね〜。

クネクネと、杓子山への登山道を車で登ること15分、


ありました!


お不動さんの鳥居。




『不動尊入り口』



そうかあ…

ここは、『富士王朝伝説』(宮下文書)で重要な、杓子山、高座山の登山道でもあったのね。

(思い出した!
15年前、
富士王朝にゆかりある場所を探訪している時に
この不動湯に巡りついたのでした。)






ここから階段を上がります。




源頼朝が政子に手紙を書こうしたら、
水が湧いた、という伝説…

(後付けでしょうなあ)

それにしても、真の名前の由来はなんなのでしょう?


不動堂



こちらは
お地蔵さま。


鉱泉に入らないとお水が汲めないとのことで、
 友人だけお風呂(不動湯)に入って来ることにしまして。


わたしは館内を探索。


昭和59年に一升瓶に保存してあったお水が、
まったく濁ってないとの展示がありました。




『万病に効く奇跡の霊水』

(ここのお水は『水割りにしても良い』
と書いてあったので、
ついつい自宅に戻り
水割りを飲んでいるわたしでございます。)

館内から見た駐車場。
(登山道沿いなので、細長い駐車場が6箇所もあるらしい。)


(10連休初日というのに、この日は花散らしの雨!)


雨が激しいので、
この日は帰ることに致しましょう。


すっかりお風呂にも入って
ご機嫌だった友人Mに感想を聞いたら

チャージできたわ〜〜
気がいい感じ!

だそうでした。


わたしが富士山麓に引っ越して来た日、
どこから来たと聞かれて、『東京』と答えたら、
『あそこは人の住むとこじゃない』と言われて
この土地の人たちの礼儀を疑ったけど、

今は、わたしが言う。

『あそこは人の住むとこじゃあないよ。』



このあと、
何気に杓子山登山道から降りたその道は、

とんでもなく、
重要な場所だったことに気がつきます。



続きますね。









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