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Channel: トヨタマヒメ富士日記
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神馬トキンは 星になった??? 0426

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昨日は、
とある場所にて
GW明けに行われる高校生相手の防災ワークショップを行うための
講習会へ行って来ました。

わたしは昨年と同じ
『水』の担当。

一日に人間か必要な水の量は
なんと、2L、

3日間水を飲まないと死ぬ!
だから、タイムリミットが72時間なのですね。

身近にあるもので、飲める水にするための『濾過器』を、作る、
というワークショップ。


リーダーのT美ちゃんが用意してくれたこのは、
五つのコップ。

その中に、濾過器を通せば飲めるようになる水が一つ。

実は、一番左の泥水以外は
灯油や洗剤の混入、海水などで
ろ過しても飲めない水なのです。

それを、生徒たちに見分けてもらう。

そして、
いよいよ濾過器作り。

ペットボトル、
川砂
石などで、地層を作ります。


できました!

今からここに泥水を注ぎます。



おや???

そうなんです。
ここは、神馬もいる
とある、浅間神社の境内なのね。


5時間ほどで講習会が終わったので、
神馬に、ご挨拶を。


神馬、シロ。
わたしのこと、覚えていてくれたかな?

『気をつけてください』は
馬はけっこう、
腕時計などを食べようとするのですよ。





シロ!!!
ここでの暮らしに慣れたかな?


前任の神馬、トキンのことをいきなり思い出したのです。






2014年
9月4日
わたしは初めて、ここに神馬が飼われていることに気がついた。


この神社は、流鏑馬祭りを行うので、
そのトキンという名の神馬が流鏑馬に出るのかと思い、5日後の流鏑馬祭りにやってきた。

9月19日…





ところが、
彼は流鏑馬には出られずに
それは調教がまだ済んでいないからだということだった。


流鏑馬神事のあと、拝殿の前で記念撮影しているトキンに遭遇! 


この時も、トキンはかなりなジャジャ馬ぶりを発揮していた。


そして、
それから2年たち、
2016の暮れ
忘年会の会場に指定された施設が なんと
この神社の真ん前だったの!




そうして
この時も優しい目で
見つめるトキン…

そして、
年明けて
2017年…

忘年会の会場でふとしたことから
わたしの元へ来た仔犬“もも”を
新潟の旅の前に
トキンに会わせたくて、
やってきた。



ところが、
チビ助のももは、
生まれて初めて見るトキンに
異常なまでの反応を示してしまったの。

これが
わたしがトキンの姿を見た
最後となりました。


次にこの神社を訪れたのは、
その年の
4月16日、
雛鶴神社の例大祭の前に
宮さまのお水をお持ちしようと寄った時でした。




この時、
トキンはもうここにはいないこと。

神馬は“シロ”に取って代わられたことを知りました。

トキンは、
どこへ行ったのだろうか…

まだ若かったトキンが、
なんらかの理由で交代するとは、

病気かなにかだったのかしら?


昨日
いつものように
大塔宮さまの古蹟にご挨拶して、





ここを後にしました。

『第九十六代、
後醍醐天皇、第一皇子
大塔宮 護良親王 古蹟』

2019年4月26日

平成最後の
お詣りとなりました。




(後日談です。)

トキンのことを久しぶりに思い出したわたしは
ここの馬舎の神馬の世話をしている
T美ちゃんに電話してみました。
あの若いトキンが
なぜ、死んだのか…

すると、T美ちゃんの答えは、

『え〜〜?
生きてるよ、トキン。
北杜市のなんとか牧場で、元気にやってるみたいだよ!』

そうなの???


なんでも、神社の社務所の人たちが、
トキンのジャジャ馬ぶりに手を焼いて、
年寄りのシロと交換してしまったのだそう。

そうなんだ〜〜!!!

シロはもう爺さんだよ〜。

そうなの?

じゃあ、いついつまでも、元気でいてほしい…


トキンが無事で良かった。

父の『流れ星』のように
星になったのかと思ってた。

星は星でも、
ホクトの牧場の星になったんだね。



いつか、会ってみたいものだなあ…






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