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『宝石の島』スリランカ で起きたテロから思い浮かぶ話

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亡くなられた方の数…

現時点で
321名。

心からのお悔やみを申し上げます。



4月21日
イースターの日に起きた
スリランカの連続爆破。

ほんとうに驚きました。

その後のニュースでは
こんな報道も。


なんともやり切れない事件です。




スリランカは
仏教国なのですが、

かつて、
スリランカの第2代大統領が
対日賠償請求を放棄する演説に
仏陀の言葉を引用しています。



にも、関わらず
今回のような事件が起きてしまったのですね。

スリランカは、
セイロン島という名で呼ばれていた歴史があるのですが、
スリランカという国名になったのは、1978年。

公用語のシンハラ語で
こんな、意味があるのだと。


シンハラ語で、スリ (ශ්‍රී, Sri) は「聖なる」という意味の接頭辞であり「光り輝く」「高貴な」といった意味合いを含む。ランカ (ලංකා) は古くからこの島を示す固有名詞であり、正確な語源は判明していない。



実は
スリランカは
ほんとうに宝石の島で、
ダイアモンド以外は、全て産出される、
といわれています。


なんで、そんな話をするのかというと、
わたしは、1989年にスリランカへ行き
実際に、宝石を買う羽目になったことを思い出したからなんです。

羽目、と言いましたが
わたしにとってはただの成り行きであり、
スリランカで、わたしはとても現地の方々に優しくされて、とても楽しい時間を過ごしたことを
今、持って昨日のことのように思い出させるのです。

先に、その思い出話をさせて頂きたいと思います。

1989年
わたしは目黒に住んでいて
目黒駅のすぐそばに
『シーギリア』という“スリランカ レストラン”があり
週一くらいは夜ご飯を食べに行っていました。

30年ぶりにそのことを思い出して
今さっき検索してみたら、
そこはすでに閉店になってしまったようです。

“スリランカ レストラン”は
当時の東京でも珍しいものでした。

インドカレーよりさらに日本人の舌に合っていたであろうスリランカカレーにわたしたちはハマり、
次第に、そこのスタッフたちと楽しい会話を交わすまでになりました。

すると、
そこの店名の『シーギリア』は
スリランカの有名なシーギリアロックという遺跡の地名であり、
そこの壁画が、店内にも飾られていたのです。

ここはまさに
女神の島!



(画像はお借りしました)

へえええ〜

にわかに、スリランカという国に興味を惹かれたわたしたちは、
その年のゴールデンウィークに
その店のスタッフ“ウィッキーさん”に案内されて
スリランカの地を踏んだのでした。

今から30年前のこと、
まさに、平成元年のゴールデンウィーク。




シーギリアロック!
(画像はすべてお借りしました)

シンハラは
ライオンのこと。

シンハラ語を使うシンハラ族は
自ら、ライオンの子孫であると信じられて来ました。


(スリランカの国旗)

一方
当時のスリランカには
『タミル人問題』というのがあり、
南インドを出身とするドラビィダ系のタミル人(ヒンドゥー教)と、
北インドから来た王朝であるシンハラ族と(仏教)とが、
激しく争っていたのです。

(『タミル・イーラム 解放の虎』という組織が2009年まであったのです。)

(「イーラム」はスリランカを意味するタミル語で、トラは獅子(シンハ)つまりライオンの子孫を意味するシンハラ族に対抗するものであり、かつて南インドに強勢を誇ったタミル族の王朝・チョーラ朝の紋章でもあった。)

ウィッキーたちはシンハラ族であり、
スリランカでも上部のカーストに属していました。

だいたいが、日本の東京のスリランカレストランに勤められるのは
上部のカーストの人達なのでした。

インドのカーストと異なり
スリランカのカーストは四つしかなかったと教えられました。

仏教に携わる人が最高のカースト
宝石を扱うのが、その次のカースト、

士農工商みたいなものですかね。

(今調べたら、そんなことはなかったみたい。
ウィッキーたちは自分たちに都合の良いよいように信じて来たみたいです。)

ウィッキーのお兄さんは、宝石商で、
お兄さんの家に泊めてもらったわたしたちは
そのあと、その友人たちと
キャンディという中央の町に車で訪れて
仏歯寺とい仏陀の歯が収められていうというすごいお寺に連れて行かれて
その大僧正から厚いもてなしなど受けたりしたのでした。


彼らにとって、ドラビィダ系のタミル人は困った人達で、
ナショナルパークには、彼らによって地雷が埋められているので
行かない方が良い、と止められました。

あれれ?

仏陀は
ドラビィダ系ではなかったっけ?

わたしが中学のときに、社会科の先生から習ったのは、
『仏陀は、ドラビィダ系のアカイア人であった』

けして、アーリア人では無かった仏陀だからこそ
悟りを開けたのではなかったのでは???

まさに、

『憎悪は憎悪によって止むことはなく、によって止む』

なのにね。




今回のテロのことで思ったのは

またしても
宗教とか、
民族とか、
垣根や境界や
被害者と加害者で分けてしまう論理。

またまた
見せられているのだなあ、
という事でした。




そうして
もう一つ
思い浮かんだことがありました。

日本は世界の縮図、
であるとしたら

スリランカはどこだっけ???



おおお

そうでした。

インドは、伊豆半島

スリランカは、大島だわ!


うーむ、

レムリア
レムリア
と言ってたわたしですが
久しぶりに
レムリアって何から来てたっけ? と思い浮かべてみたところ

それは、
レムリア猿だったのですね。

ある、特定の猿の分布から
そこに大陸があったと想定された
『レムリア大陸』




まさに

セイロン島、
つまりは
スリランカ???

日本に置き換えると
まさに
伊豆諸島なのだわ!



わたしは思います。

これは、時空を超えて

かつてあった争いや闘いと
今目の前にある、争いや闘いは
リンクしていて、
わたしたちの前にそれを見せてくれている。

いずれの現象も

『憎悪は憎悪によって止むことはなく、によって止む』


という真理を
わたしたちに
今、見せてくれる現象なのだ、と。


テロ行為を憤るのでは無く

その背後には、
シーギリアレディのような
女神の微笑みが必ずあるのだ
と。

それは
弥勒のような
アルカイックスマイルで。



おおお

やはり
ミロクでしたか。


すべては、リンクしており
すべては、メッセージなのかも知れません。

30年という時空を超えて
一見、ネガティブなこの事件は
実は
深い、深い意味を孕んでいるのかも知れませんね。









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