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Channel: トヨタマヒメ富士日記
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天上山へ 1123 (神津島 その⑥)

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この旅はほんとうに
ミラクル続きでした。

まず、11月22日
下田港を出発したわたしたちでしたが、
 その日は
『条件付き、出航』とのことで、
波が高くて、すごい揺れ。
宿の方も、
現地ガイドのNさんも、
わたしたち三人は、来れないものと思っていたそうです。

あまりの波に、
船酔いしてしまったL隊長とくみ隊員。
なかなか起き上がれなかったので、船が着いて乗客が降りたあと、ゆっくりと降りて行ったら、
Nさん、来ないと思って帰ろうとした、と言うんです。

ええええ?

そんな状態の中、
能天気になんの連絡もしなかったわたしたちは
まず、
この日に神津島にたどり着けただけでも
ミラクルだったみたい。
(結局、その船は、利島へは波が高くて寄れなかったという事でした。)

そうして、

事前にNさんと、電話で打ち合わせした際には
黒曜石のポイントへ行きたい、と行ったら
それは『恩馳島(おんばせじま)ですね。船でないと渡れないんですよ。だけど、恩馳島に沈む夕陽は見事です。お天気が良ければお見せ出来ますよ!』
と、言われたのね。

だけど、船が到着した時には
港は雨降り…

そのあと、ランチを港で食べて
龍神さまにご挨拶したい、と無理をお願いしたとき、
まさかの富士山が顔を出して…

(そちらのお話はすでにアップしています。)



(画像がダブっていることをお許しくださいね!)

そこから、天気がどんどん回復して行ったのでした。

そして
まさかの
まさかの…

(Nさんもこれは驚いていました!)

恩馳島の左手に沈む夕陽を眺める
という
ありえない天気回復…


あまりの感動に、
動画を撮ったのですが
これを見ていただくとわかるように
ものすごい風!!!



例の夕飯を食べるときに、


(ありえーん❣️
ひとり一尾、金目鯛の煮付け〜〜!!!と、金目鯛の舟盛り❣️これもミラクル〜〜)

宿のご主人が、
明日、船が出るかどうかは、朝8時にならないとわからない、と言うんです。
(このままだと出ない可能性が高い?というニュアンスでした。)

外は相変わらず
ものすごい風の音。

風と波は違う、と言うらしいけど、
その晩は、まんじりとも出来なかったわたしたち、

ガイドのNさんも
明日(11月23日)は
東京で木枯らし一号が吹くかも知れない、と言っていたし…

夜、わたしたちは話し合いました。

明日、船が欠航になったら、もう一泊するか?

だけど、明後日は、逆時計回りの日で、下田港に着くのに、4時間かかります。
4時間!
2時間でひどい船酔いをしてしまったL隊長の顔は、青ざめてる。

では、
明日、大島行きの船が10時に出るので
(それは大きな船なので欠航する可能性はすくないそうで)
それに乗ってまず大島へ。
そのあと、下田港へ。

すると、
明日、予定していた、天上山行きは
諦めなくては。


うーん、

運を天に任せるしかありません。


次の朝、
風は全くやんでいません。

不安な中、朝ごはんを食べて
身支度をします。

8時過ぎには、Nさんが迎えに来ますが、
まだ村内放送はありません。

時間通りににNさん到着。

宿の女将さんは、
『船が出るかは船長のやる気次第』と。


とにかく
Nさんの車に乗り込みます。

途中で、村内放送があるでしょう、と。

お昼のおにぎり弁当を近くの商店に頼んであったので、
とりあえずそれを取りに行きます。

すると…


ピンポンパーン!!!

村内放送です。

生唾を飲む、とはこのことだ。


『神新汽船は…

予定通り出航します』


キャーー❣️❣️❣️



そうして、
ピーカンの空を仰いで
あの!
恩馳島を見下ろしながら…


天上山へ登ります!


有難し!!

有難し!!!

実はこの日
吹くと思われてた『木枯らし一号』は
なぜか東京に吹かなくて
(神津島は東京都なんですよ)

それは39年ぶりの事態になるかも知れないとのこと。


これはまさに?
あの、神津島の龍神さまの計らいとしか
思えないのです。




天上山の山頂は
黒島
白島
に挟まれてて、

黒島から登るわたしたちは
まさに、この矢印の方向に登ることになります。


それはまさに?




冬至の道???


(加茂喜三 著『ヒミコの故郷』より)


登り始めてしばらくして
『一合目』の看板あり。

二合目、
三合目…


見下ろせば、青い太平洋!
見上げれば、聳え立つ天上山!



彩雲も出てきた❣️



やっと
10合目!!!




海が光ってる!


ここから回り込んで、

『裏砂漠』へ向かいます。

ここは
西遊記の世界みたい。





こんな砂漠が
山頂にあるだなんて。


ここは、噴火口でもあるのです。




ここ?
ここ…

ここに
諏訪の黒曜石を三つ
奉納した。


神の湯のお水も
ここにつなげた。





少し回り込むと、



わあお!

三宅島と
御蔵島が見える。

あの
『三宅記』が存在する、
三嶋大神が最初に富士山から島焼きを許されるて
最初に宮を建てたという神話の…



ここでお昼にしました。

青空
青い海
巨石の数々

天上山、


ここは神話の世界だけじゃない。


日本列島のエネルギーのバランスを
今でも取り続けてくれる

大切な
大切な
場所なんだ…




このお話はまだ、終われません。

明日(11月28日)は、またネイチャーガイドの軽井沢研修で3時起き???

改めて書きますね。







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