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Channel: トヨタマヒメ富士日記
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”詩人と版画家と 富士” 再び 0921

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明日
9月22日から
詩人 草野心平のこんなイベントが
山梨県立文学館で始まると、
さきほどのTVのニュース。



草野心平かあ…

この詩人は、そんなにも
富士を愛していたのだっけ?


草野心平の描いた富士山。




あれれ?


あの!
わたしの敬愛する
棟方志功さまともコラボして
富士山の詩集を出してる?

棟方志功さま…

この間、このかたの出身地の
青森へ行ってきたばかりなんだけど
なぜ?
富士山?


わあお!
ステキ。

ふんふん、
と思って検索してたら
なんと、
自分のブログが出てきたの。

最近は、こんな事ばかりで、
いかに自分がブログを書きっぱなしってことだ!


久しぶりに読んでみた。


おおお、
やっぱり
この詩人はステキだ。

だけれども
福島県出身の 草野心平と
青森県出身の 棟方志功、
どちらも東北出身なのに
富士山て結びつくとは
どういうことなのだろう。


やっぱり


富士山は
日本最大の
ピラミッド、だからなのかな〜。


もう一度。



富士の山 作品第肆

  川面(づら)に春の光りはまぶしく溢れ。そよ風が吹けば光りたちの鬼ごつこ葦の葉のささやき。行行子(よしきり)は鳴く。行行子の舌にも春のひかり。 ・

  土堤の下のうまごやしの原に。 ・
  自分の顔は両掌(りようて)のなかに。 ・
  ふりそそぐ春の光りに却つて物憂く。 ・
  眺めてゐた。 ・

  少女たちはうまごやしの花を摘んでは巧みな手さばきで花環をつくる。それをなわにして縄跳びをする。花環が円を描くとそのなかに富士がはひる。その度に富士は近づき。とほくに坐る。 ・

  耳には行行子。 ・
  頬にはひかり。 ・


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