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ミソサザイの巣立ちの日 0724

昨日に引き続き
わたしの職場は
青木ヶ原樹海に位置する
『富士風穴第一』。

たぶん
この地方でも一番快適な職場なのでは?

なにしろ
この下に降りれば
おおよそ10℃より上のことはありえなーい!


この時はあまり不思議に感じなかったこだけど
ミソサザイのさえずりが、半端なく。

なんで、この時期に?

ミソサザイの恋の季節は
3月から4月。
この時期、雄のミソサザイは
自ら苔で溶岩洞窟の上部に巣を作り
雌を呼ぶのだが、
今日は。まるでの時のような鳴きっぶり!

なんで?

その理由は
午後、わかる。




2時過ぎ、
洞窟周辺の様子が騒がしい。




ん???


お父さんミソサザイが盛んにさえずっていた理由がわかった!

ヒナたちが
巣立ちの時を迎え、
わたしはそこに遭遇することになった。

なんどかこの瞬間に立ち会ったことがあるけど、
動画を撮れたのは
生まれて初めてです。

これです!




小さな小さなヒナ鳥が
懸命に、小さな翼をはためいて
兄弟のところへ行こうとする動画です。


(お父さん鳥の画像を
お借りしました)


ヒナ鳥にはまだ尾羽が無いことに注目してください。
巣立ったヒナは
これから急激に尾羽が伸びて
お母さん鳥と一緒に
約一カ月一緒にいるのです。

森の中で
どのように餌を取るのか?とかを
親から確実に学ぶんだね。




なんだかよくわからない
紅い実。

ホツツジの花が咲いていた。


母鳥が卵を産んでから
二週間で、卵は羽化する(ヒナになる)

それから、さらに二週間
母鳥はせっせとヒナに餌を与え
やっと巣立ちの日を迎えた。
野鳥を観測すると
驚くべきことには、
両親と子供の愛情の絆は
人間と同じくらい?に
深いのだ。
 
母は 子を呼ぶ、 
子は母を呼ぶ。

巣立ち。

その瞬間に立ち会えたこと。



なんだか
感無量の日でした。







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