6月25日の愛鷹山探訪記
『富士八湖
富士講で霊場とされる、富士山周辺の八つの湖。富士八海ともいう。また、後述の外八湖に対して内八湖ともいう。河口湖、山中湖、明見(あすみ)湖(富士吉田市)、精進(しょうじ)湖、本栖(もとす)湖、西(さい)湖、四尾連(しびれ)湖、浮島沼(富士市・沼津市)の八湖。浮島沼にかえて長峰(ながみね)の池(上野原市)とする説もある。また後年、浮島沼にかえて泉瑞(せんずい)(仙水とも。富士吉田市)としたともいう。富士八湖は富士信仰の行者である長谷川角行(はせがわかくぎょう)が仙元大日神の指示によって修行した場所といわれ、富士講信者は八湖を巡り禊(みそぎ)を行った。』
『アシタカ山 ノボレ』は
昨日で完結したのですが、
まだまだ
わたしの中では続いていたことのお話です。
あくるあくる日の
6月27日、
わたしは日常の中に戻りまして
富士山五合目“御中道”ツアーガイドの日です。
あいにくの強風で
早朝6時、
コースの変更の連絡あり。
青木ヶ原樹海のツアーに変更し、
時間も短縮となりました。
自然相手の仕事なので致し方なし。
青木ヶ原樹海のガイドは
12時には終了しました。
さて、ここからが
またまた
ひとりミッションの話になります。
……………
車の中には
愛鷹山の大棚の滝で汲んだお水と
川の中にあった紅白の石ふたつが入っていた。
きっと
富士山のどこかにおつなぎするのだろうな、
漠然とそう考えていた。
アシタカは
フジとエネルギーがつながっている。
と、わたしは思っているのだけど
(パラレルの世界では、ツインの山なのだ。)
アシタカのお水と石かあ…
わたしはフジのどこにおつなぎするんだろう。
そう思いながら、忍野村に戻る途中
おとといのことを思い出していた。
大棚の滝の帰りのことだ。
『須津川と書いて
すどかわ、と呼ぶのね。
その名が、富士内八海一番の
あの湖につながっていたことは
旅の、最後に知ることになります。』
そう、
大棚の滝はそもそも
『須津川渓谷』と呼ばれているらしいんだけど、
その下流の
まさに駿河湾に流れ込むところに
『浮島ヶ原自然公園』
なるものがあったの。
そこはかつての
富士内八海一番『須戸湖(すどのうみ)の場所!
(画像はお借りしました)
『富士八湖
ふじはっこ
わかりにくいかもしれないけど、
『浮島ヶ原=浮島沼=須戸湖』
なのだ。
それが、後世には
富士吉田の
『泉瑞(せんずい)=仙水=泉水』
に、変化して行く。
わたしはこの富士八海“一番”の
沼津の“浮島沼”が.
富士吉田の“泉水”に変化して行くことに
不思議を感じていたけど
なぜなら
他の7つの湖は、現在でも湖、または池であるのに
“この一番”だけ、
現在は枯渇しているのだから。
ううむ…
アシタカの須戸川のお水と石をおつなぎするのは
やはり、
あの
“泉瑞”かしら???
青木ヶ原樹海のある西湖から
忍野村の自宅に戻る道を
ほんの少し
富士山側に上がれば
そこ
『泉瑞』にたどり着けるのだ。
行こう
行こう
お水と、石を持って。
吉田口登山道に平行した道沿いに
そこはある。
ここも“浅間神社”とある。
15分ほど歩く。
オオルリのさえずりや
ハルゼミの声がこだまする。
だあれもいないよ。
この辺りは
かつては“泉瑞湖”と呼ばれる
池があったらしい。
源頼朝の伝説を持つ。
『山梨県富士吉田市上吉田の北口本宮冨士浅間神社を起点とする吉田口登山道を富士に向かって約3キロ、諏訪の上から遊境下へ進み左に分岐して約1キロ行くと泉瑞(別称泉津湖)に出る。泉瑞には、源頼朝にまつわる伝説が残っている。
頼朝が富士北麓で狩りをした際に、部下将兵ののどを潤そうと、神に祈って岩をむちで打ったところ、こんこんと水が湧き出したという。鎌倉時代の歴史書「吾妻鏡」には頼朝が幕府を開いた翌年、富士山麓で「巻き狩」を行ったことが記されている。
江戸期以降、富士講中修行の霊場として内八海のひとつに数えられ、御手洗竜王(みたらしのりゅうおう)をまつり、御詠歌に「人山の水はあたえの不老水、よはいの水でふえへりもなし」とあり、講中巡拝の聖地とされている。』
頼朝が富士北麓で狩りをした際に、部下将兵ののどを潤そうと、神に祈って岩をむちで打ったところ、こんこんと水が湧き出したという。鎌倉時代の歴史書「吾妻鏡」には頼朝が幕府を開いた翌年、富士山麓で「巻き狩」を行ったことが記されている。
江戸期以降、富士講中修行の霊場として内八海のひとつに数えられ、御手洗竜王(みたらしのりゅうおう)をまつり、御詠歌に「人山の水はあたえの不老水、よはいの水でふえへりもなし」とあり、講中巡拝の聖地とされている。』
小さな祠あり。
くぐった左側に
やたら立派な
手水鉢、あり。
ダビデの星??
小さな石仏さん?
に
紅白石を奉納する。
まるで、お餅みたい!
スマホのカメラレンズめがけて
飛んでいる小虫は
『クロメマトイ』
ウザいけど、害なし。
自然が豊かな証拠だ。
(青木ヶ原樹海にもよくいる)
ひとりミッションが終了して
なんだか、安堵。
この『富士八海』と
聖なるフラクタルに導かれている話は
改めてまた書きますね!
この日の夕暮れは
龍の巣が出現した。
どなたかが、
喜んでおられるのかな?
明日も
明後日も
明々後日も
どうぞわたしをお使いくださいね、
アシタカとフジの神々さま。