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Channel: トヨタマヒメ富士日記
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“龍宮の門”が開かれた その二 『龍とともに生きる』

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銀座で行われている
『草場一壽 陶彩画新作展』
のお話の 続きになります。


会場に入る。

今まで、ネットとかカードでしか見ていなかったわたしは
『陶彩画』の凄さを目のあたりにすることとなる。


もう、全然違うんです!


会場の新作は、もちろん写真はご法度なので
ネットからの拝借をお許しくださいね。


おそらく、草場さんを有名にした一作であるだろう
『平安』

色を変化させていく…

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わたしたちが、白龍と思っていたものが
実は、虹色なのかも知れない。


草場さんは、
実際に白龍を見たことがあるに違いない。

いや、
龍とともに生きているのでは?


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でなければ
こんなに生き生きと、描けるはずはあるまい。


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燃え盛る、炎や

たゆとう水や

吹く風、

最高の自然神としての
龍。


そうして
草場さんの描く
女神たちのなんと美しいこと。

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セオリツヒメ


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恥ずかしながら
『陶彩画』のことを
何一つ、分かっていなかったのです。



「陶彩画」それは従来の有田焼の手法を用いながら、独自の技法で完成した焼き物の絵画です。陶彩画家・草場一壽が二十数年にわたる研究の末、完成しました。

 

陶彩画は、キャンバスとなる白い陶板に絵付けを行いますが、一度絵付けをしては焼成し、さらに上から違う色で絵付けをしては焼成し、と、十数回にも及ぶ窯入れを繰り返しながら、絵を描いていきます。

 

色合いや図柄に合わせた緻密な絵付けは、正確さを必要とするだけでなく、窯の温度調整から時間配分まで、 制作過程は一切気を抜くことのできない緊張のときです。しかも、窯に入れた後は「火に託す」という人間の思惑の届かない世界。

 

窯の中で溶け合った色彩は、同じ色が二度と生まれることはありません。そうして生まれる作品は、まばゆいばかりの光を放ちます。




作品に見入っていたわたしに
すでに2013年作品展で草場さんにお会いしてる
ミナシロメンバーが
わたしを呼んでくれる。

草場さんの登場だ。

わあ!わたしには初めての
生、草場さん!!!

[富士山のガイドをしているんです』
と、ミナシロメンバーが紹介してくださる。

すると、富士山ねえ、
と言って
数年前に山頂のお鉢でぐるりと手を繋いだことを話してくださった。
(その話は何がニュースで見た気がする。)
そして、
今まさに、銀座で
富士山の作品展が行われている、と。

えええ?
今?
銀座で???

残念ながら、それは会員制で
一般の人は入場出来ないそうなのだけど
草場さんの、富士山へのこだわりを知り
なんだか嬉しくなった。

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ミナシロメンバーの皆さんは
2013年の
この、“富士越えの龍”の新作発表の時に
草場さんに会われたのだという。

その時に皆で撮った写真を
Dさんは見せてくれたけど

今回、ご一緒の写真をおねだりすると
やんわりと断られてしまった。

(わたしのようにブログでアップしてしまう輩がいるからか?)

5年前よりもはるかに、草場さんは有名になられ、事情が異なって来たようだった。致し方ない。
カードにサインも以前はしてくださったようだけど、今は、それをネットオークションにかけたりする輩もいるので、サインもご法度にしているみたい。


握手だけは気軽にしてくださった。
大きくて、柔らかい
温かい手でした。


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『1960年、佐賀県生まれ。
有田町と共に有田焼の発祥の地である佐賀県武雄市を故郷とする草場は、1987年、「400年の伝統を生かし新しい芸術を創造したい」という思いで、「焼物の絵画」の構想を胸に数々の窯元の門をたたくも、「あまりに無謀な挑戦だ」と一蹴される。
 しかし、「焼き物に絵を描くことでこれまでにない輝きを生む」という着想は、草場の中でますます強い思いとなり、世界的な陶芸家・、山有樹氏の理解を得て、「陶彩画」の研究に入る。 
試行錯誤の末、1990年絵付けと焼成を繰り返すという新技法を確立。
以後、「陶彩画」は草場オリジナルの芸術として、数々の作品を世に出し続けています。』 


さて、

『龍宮の門』開かれたのでしょうか?

そのお話は
明日に続きます。

引っ張って、ごめんなさい。



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