駒門風穴(こまかどかざあな)
溶岩トンネルから
印野胎内(いんのたいない)
(お胎内洞窟)
溶岩樹型へ
この日は、そんな流れになりそうな…
だけどね
なんだか、気になる地名があるの、
と
わたし。
先日、(わずか一週間前だった)
246を、三島に向かって車を走らせたとき
『神場山→』という看板を右手に見た。
えええ?
神場山?
なんて、読むの?
カミバ?
ジンバ???
そうして
『神場山神社』と。
なんだろ。なんだろ…
その時は、タイムアウト
いつか、行ってみよう。
今日です!今日‼︎
ふうん、近いよ、とチハルさん。
駒門風穴から、いつ通ったことのない、
工業団地みたいなところをクネクネ。
そして
ゴルフ場の、只中へ!
なんなの?こんなところに神社があるの?
結構広い駐車場に
車は一台しか停まってない。
『山神宮だよ!』
ええ?
神場山神社じゃないの?
チハルさん。
だけど、看板には
『神場山神社』
(ジンバ山と読むのだった)
この名前になぜか引かれたので
ただの『山神社』だったら
来なかっただろうな。
なんだか、妙な感覚に囚われる。
鳥居をくぐると
階段があり
下に降りて行く。
すると
なんだろ、ここ。
やがて拝殿に向かう鳥居あり。
しまった!写真を撮らなかった。
季節が全然違うね。
この、右手の手水舎奥の
藤の花が有名らしい。
わあ!いいな
この時期にまた、お邪魔したい。
祭神は
『大山祇之命』
拝殿、右手に、天狗さんの大きなお面!
(画像、撮りませんでした)
で、
左手に、
どちらも
大きな鋏(ハサミ)あり!
なんとここは
おお!
厄を切り、悪縁を切る
ハサミを奉納する神社なのだそうだ。
お守りも…ハサミ。
なるものがあるのだと。
チガウヨ…
木こりが、山仕事の斧や木引きを奉納した、という由来は
大山祇が、製鉄の神だったからだ。
だから、ここは
アタ族の社なんだよ…
小さな、小さな
声にならぬ声…
いつしか
縁切りの神社となった。
わあ!なに?
これ、
と、チハルさん。
これは、苔?
シダの仲間?
暖地性の苔かシダ植物なのだろう。
胞子嚢も見える。
ここが、湿度の高い証拠だ。
暖かい地方なんだな。
湧水もあった。
この流れが
はじめの『神光乃池』に注いでいた。
半端なく、
エネルギーの高い場所だったんだ!
藤の花の咲く頃
また、来ようねえ
と、チハルさんと約束した。
わたしは
あの
桂川溶岩流沿いの、
『山ノ神神社』の
山ノ神の藤、を思い出した。
上暮地の、あの
藤の木のことである。
富士山の溶岩流は
水を運び
藤の木を育てるのだな。