バリ島の
アグン山
半世紀ぶりに噴火のニュースが駆け抜けた。
噴煙を上げるバリ島のアグン山=2017年11月26日【EPA=時事】
インドネシア国家防災庁は26日、日本人客も多い観光地バリ島で先に噴火したアグン山が25日から26日にかけ、さらに複数の噴火を起こしたと発表した。26日早朝の噴火では山頂から3000~4000メートルの高さまで噴煙が立ち上がり、当局は航空各社に注意を呼び掛けた。今後さらに噴火が激しくなれば、邦人観光客への影響も懸念される。
インドネシア国家防災庁は26日、日本人客も多い観光地バリ島で先に噴火したアグン山が25日から26日にかけ、さらに複数の噴火を起こしたと発表した。26日早朝の噴火では山頂から3000~4000メートルの高さまで噴煙が立ち上がり、当局は航空各社に注意を呼び掛けた。今後さらに噴火が激しくなれば、邦人観光客への影響も懸念される。
(こちらより)
アグン
聖なる山
神の住む山
アグン山は島の火の神がいる場所として古くから信仰の対象とされてきた。バリ・ヒンドゥーの人びとは、山側を聖なる方位とみなす宗教観をもつ。アグン山の南西麓にはバリ・ヒンドゥーの総本山であるブサキ寺院が建てられている。
わたしには
思い出深い、特別な山。
1991年
5月
この、ブサキ寺院へひとりで行ったの。
富士山、そっくり!
と思った。
富士山のことはよく知らないのだけど
今、改めて画像をみても
そっくり!と思う。
1963年から1964年にかけて
このお山が噴火したとき
流れる溶岩の中に
バリの人々は身を投じた、という記述が
わたしを虜にしたものだ。
なぜ?
日本も火山国だけど、
そこまでしないよね。
火の神は神聖なもので
ここでは、人々は、神に祈るのだという。
わたしはなぜかそのとき
誰もいないその寺院で
富士山のようなアグンを眺めながら
胡座をかいて
尾骶骨からこの山のエネルギーを感じた。
あのとき
なぜかしら
このお山との一体感を、確かに感じたのだった。
火の神の山よ
今、噴火する意味は
どこにあるのだろうか…
昨日のアサマは…
ああ
なんだか
切なくなってきた。
火山はいつか噴火する。
永遠なんてないんだ。
生々流転
だからこそ
いま
ここ
を
慈しむのだろう。
アグンは
アグニ
アベフチノカムイ…。
愛おしき
火の山よ。