いよいよ、
この日が富士山北麓に訪れて…、
というのは
はずかしながら
山梨側(北麓)と、静岡側(南麓)では
開山(つまり、お山開き)の日が異なるのだ。
静岡側では
7月10日。
山梨側では
今日、7月1日。
静岡側の言い分は、富士山の環境保全。
(山頂の雪掻きまでして、無理に開山させることはない)
山梨側の言い分は、浅間神社の神事は
7月1日に行われるからだ、という。
わたしは山梨の人間ではあるけれど
この、山梨側の言い分は、明らかに
ヘンだ。
なぜなら、
明治以前は、陰暦を使用していたのであり、
7月1日、つまり文月朔日は
今年でいえば8月22日であって
一番富士山に雪の無い時期に
やはり昔は登山していたからなのだ。
かような理由で
わたしは山梨側の開山祭には
(2013年に富士山が世界文化遺産登録をされてからというもの)
毎年、複雑な思いでいた。
だけれども
今年は、何かが違う…
何かが動いているのだ。
昨日、(山梨側の)
富士山開山祭前夜の
お道開きの日
6月30日の話の続きです。
富士山お道開き0630
例年よりも、早くこの場所(北口本宮富士浅間神社)にお参りしたわたしは
このあと、早々にこの場を後にした。
参道脇に停めていたわたしの車の前後には、
すでに他の車が縦列駐車していたし、
毎年見る『天手力男によるお道開きの儀』には、あと一時間もあったので
そして、最大の理由は
車の中に愛犬ももを置きっ放しで
(神社に犬は入れないので)
帰りがてらに、ももサービスもしてやらねば、という
去年まではなかった理由によるものだった。
去年はちゃんと、全てをクリアした。
(去年のブログ)
富士山お道開き0630
富士山お道開き0630
そして、今年は
帰り道に一番近いドックランへ寄り
ももを遊ばせてから帰ろうと思い立った。
『富士吉田道の駅』
それがその場所だったのだけど、
車を駐車場に入れながら
ものスゴイものに気がついた!
何じゃ、あれ⁈
富士山は厚い雲に覆われていたのに…
どおん!と‼
吊るし雲となって
浮かんでいる!
なんという巨大さ!
こちらの画像を流すと…
山中湖のRちゃんが
と、コメントと画像を‼
すると
河口湖に住んでいるSちゃんも…
もう〜スゴイ‼
まるで、生きているかのような
巨大な吊るし雲!
龍の巣のようだね。
その後、忍野村のスーパーに立ち寄ると、
自宅に戻り
TVをつけると…
びっくり‼
北口本宮富士浅間神社の
まさに!
お道開きの瞬間が‼
その場所に…
道を開く瞬間が!
あの、
山伏の方々が
お道を歩く映像が。
なんという、タイミング。
窓の外には
あの吊るし雲、
浅間大神の眷属
おさるの顔にも見え…。
やがて
日が沈むと
ああ、
やはり、この日
おやまが開いた…
今年はこんな風にして
『オヤマ 開ク』