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Channel: トヨタマヒメ富士日記
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夏越の祓え 0630

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そうなんです


今日は、
富士山お道開きの儀と
夏越の祓え(大祓)が重なる日なんです。

神道の、大祓は
茅の輪くぐりなどを行うところが多いのですが、

富士山北麓で一番大きな
北口本宮富士浅間神社では
大祓の茅の輪が
今年も設けられていました。

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拝殿と
神楽殿の間に
今年も茅の輪が。

わたしは今まで
こちらは、ススキで出来ている、と思っていたけど、


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ススキは葉の縁で手を切ってしまうことがあるので
茅の輪の材料は
チガヤやアシ(ヨシ)で作ることが多いらしい。

茅の輪の由来とは…

茅輪神事の由来
■茅輪神事は、「ちのわしんじ」と読んで、他に「輪越祭」「茅の輪くぐり」とも言われています。茅(ち=かや)とは、茅萱(ちがや)菅(すげ)薄(すすき)などの総称で、この輪をくぐり越えて罪やけがれを取り除き、心身が清らかになるようにお祈りするものです。

■昔、素盞鳴尊(すさのおのみこと)が旅の途中で、蘇民将来(そみんしょうらい)巨旦将来(こたんしょうらい)という兄弟のところで宿を求められました。弟の巨旦将来は、豊かな生活をしていたのにそれを断りました。しかし、兄の蘇民将来は貧しい暮らしをしていましたが、素盞鳴尊をお泊めして、厚いもてなしをしました。

その後何年かたって素盞鳴尊は再び蘇民将来の家を訪れて、「もし悪い病気が流行することがあったら、茅で輪を作って、腰につけていれば病気にかからないですむでしょう」 とお教えになりました。

■これから、「蘇民将来」と書いた紙を門にはっておくと災いを免れるという信仰が生まれました。茅の輪も、最初は人々が腰につけるほどの小さなものでしたが、時代がたつにつれて大きくなり、これをくぐって罪やけがれを取り除くようになりました。
 
神明社
茅の輪について



わたしはこの、ソミンとコタンの兄弟の話が
けっこう好きなんですね。
だけど、それがどこで
牛頭天王、しかもスサノオに結びつくのかは、よくわかりませんが。

そういえば、mioさんの陰陽カレンダーの『閏皐月』にも
蘇民将来の文字が!

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さて、
話を戻します。

北口本宮富士浅間神社。

神楽殿では
黒天狗さんの奉納舞が執り行われていました。

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黒天狗さんは
どなたを現しているのだろう。

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三宝を手に持ち
しきりに、種まきのような動作をするので
五穀豊穣を現しているのでしょうか?

次に登場したのは



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なんと?
阿亀(オカメ)?


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いやいや、
こちらは、アメノウズメのようです。

ではでは
先ほどの黒天狗は

猿田彦???


富士山の信仰は
神仏習合、という話は
なんどもして来ました。

ここ、北口本宮富士浅間神社の拝殿にも

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烏天狗(左)と
鼻の長い大天狗さん(右)

お鼻の長いのは、猿田彦と云われ、
烏天狗は、インドのガルーダという霊鳥と云われる。

天狗さんという存在は、日本独自のものですが、
やはり神仏習合の匂いがしますね。


さてさて
2時半を回ったところで

参道の辺りから
掛け声が聞こえて来ます。

『六根清浄、六根清浄…』

ああ、
あの方たちが、やって来た!

そして、この場は
クライマックスを迎えるのです。


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