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Channel: トヨタマヒメ富士日記
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“富士山遥拝所 女人天上”へ 0620

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Sちゃんが

最初に夏至の日に
行かなくちゃ、と思ったのは

二合目に、富士山を遥拝する場所がある、と。

そこは気持ちのいい場所なので
今日そこに行きませんか?とのことでした。


もしかしたら…

夏至の前にそこへ行くことに
大きな意味があるのかもしれなくて。


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夏至直前の太陽は
半端ない、ひかり。

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飛行機雲、かな?

明日は太陽はすっかり雲に隠れてしまうのかもしれない。
だから、
やはりこれも
きっと、意味あること。

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林道を軽やかに歩くふたり。
二合目は、まだ若葉が目に優しいのです。


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富士山には川が無い。
だけど、溶岩流の後には
水の無い川が生まれます。
雪解け水が大量に流れる時期は
しばし、川が出現する。


そして、古の祈りの場所は
水のそばに設置されるのです。

祈りに、水は必要だ。
なぜ?
やはり禊の意味は大きいのだろうな。


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苔むす溶岩。

このような林道を歩いて行くと
突然
標識あり!

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やった〜!

ここを15分ほど
登って行きます。

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けっこう急な勾配です。


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途中
ルリビタキが頭上でさえずる。

こんな鳥だよ〜!と
いきなりネイチャーガイドになります。



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シラビソの森を登り…



やっと
やっと

到着しました!

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おおおお〜!


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説明板には
昭和五年の神仏分離令により
ここに来る人がいなくなったのだとか。

『 富士山は1872(明治5)年まで女人禁制だった。それまでは「女性が入峰すると修行の妨げとなる」などとされ、入山が許されたのは2合目の御室浅間神社までと厳しく規制。庚申の年、麓で7日間の修行をした者だけが4合5勺の御座石浅間神社まで登ることができたという。2合目付近は樹木が茂り山頂を拝めないため、山火事で開けた同所を遥拝所にし、そこから山頂を拝んだ。江戸時代の「富士山明細図」には、「女人御来迎場」として、大石と鳥居2基が立ち、山頂と御来光をそれぞれ拝む女性たちの様子が描かれている。』


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再度、こちらが指定されたのは
昭和55年。

ということは…

108年!

108年もの間
ここへ行く道は、忘れられていたんですね。

ここからは“御来光”が拝めたそうです。

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ご神木らしきカラマツが数本あり。
この場所の指定に役にたったのだろうな。


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(画像はお借りしました。)
他のブログさんにも、こちらの画像が記されていました。

あ、
なんだか、ここ!
夢で見た‼

Rちゃん。

女人だったころにきたんじゃないの?

(もっとも、今も女人です!)


帰りは、
こんなに急勾配だったっけ?
と、叫びながらの下山。

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下りは
登りで必死だった時には見えないものが…

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こんなに苔って綺麗だったっけ?

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登りは、汗ビッショリだったのに
下りは爽やかな風が吹きぬける。


ハルナ探検隊の
レーコさんの言葉を思い出します。

『登りで流す汗は
全部毒素なんだよ〜!
だから
毒出し
デトックスなのよ。
だから昔の人は
聖なるおやまに登って
キレイな体になっておりて来たって思ったんだね。』

うむむ…

明日の天気は今だにわからないけど

夏至のゲートをくぐるためには
少なくとも
わたしは、毒出し(デトックス)をする必要があったみたい。

無駄なことはひとつもない。


また、ひとつ
気がつかされました。

Sちゃん、
Rちゃん、
今日はほんとうにありがとう。


さあ、
明日はどんな日となるのでしょう。




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