フジ三龍王〜 の続編なのですが
そしてやはり
雨乞いの謎を追っているのですが
その十となってしまったので
新しいシリーズにしちゃいました!
ひょんなことから
蓮華寺の奥の院であるという
『行者屋敷跡』と
三龍王の雨乞いの地
『榛名池』へ
ガイド仲間のTさんに連れて行っていただけることになった話はしました。
フジ三龍王〜その四『星祭りの寺』
さて
そんなこんなで
いよいよ、
その日が訪れました。
こちらに出てくる
ガイド仲間の中では
ただ一人、榛名池に行ったことのあるTさんが
蓮華寺の檀家総代のEさんとわたしを連れて行ってくださる運びとなり
三人で行くはずが、
そもそもの言い出しっぺのAさん、
ガイド仲間のレーコさん、
そして、チーム・フジザクラのAちゃんをお誘いして
総勢六名となり
いざ!
目的の地を目指します。
5月27日
昨日までの雨も上がり…
(なんだか矛盾してるけど、
この雨乞いの聖地を訪れるのに、雨が降っていたら中止となるところでした。)
ハルゼミ鳴く
ピーカンに恵まれて‼
素晴らしい季節、
なんという探索日和に
“たまたま”
仕事の無いガイド五名とゲスト一名。
(後から考えると、このメンバーってすごいんです。)
こちらは一本木というところから登るのだけど
かなりキツイ傾斜で
ところどころにこのような眺望の良い岩があるんだけど…
(きっと、◯◯岩、とか名前がついているに違いない)
わたしにはこの傾斜はキツイよ〜
レーコさんに励まされながら
頑張って1時間半ほど登ります。と‼
あの
妙にコンクリに守られた
『剣』があるのです。
先週、この剣のことを記事にしていました!
文化十四年って
コースはTさんにお任せだったので
まさか、まさか
気になっていた、この『剣』に会えるとは‼
先週、この剣のことを記事にしていました!
と書いてあり
これを知ったときも
また榛名〜‼
と、驚いていますね。
文化十四年って
西暦にすると何年だ?
歴史に詳しいオジサマたちが調べます。
『1817年だよ』
ふう〜ん。
あれ?
あれれ?
ちょうど、二百年前ですよ‼
じゃあ、
このメンバーで
二百年祭だね。
だけど、
『榛名山万業ってなに?』
もと僧侶のAさん、流石に詳しくて
『代参ですよね。榛名信仰があって、例えば、三十三度とか、どなたかが代参してお参りしたことを万業としたんでしょう。』
『榛名神社にも、十握剣(とつかのつるぎ)が奉納されてありますよ。』
ええええ⁉
そうなんですか?
だけど、何故、その剣をここに…。
台座に書いてある文字、
読みにくいけど頑張って読むオジサマたち。
村の境に剣を奉納する…
長浜村、大嵐村、鳴沢村の境…
境…!
Aちゃんが声をあげます。
そう、
サカイ、サカは大切。
Googleで調べてくれました。
ほんとうにここは境のようです。
上から見るとよくわかります。
鳴沢村側にはヒノキが植えられて
緑色
大嵐と長浜側には、カラマツが植林されて、赤茶色をしています。
村の境に剣を奉納する…
道祖神みたいな役目なのかなあ?
でも、なんで榛名なの?
と、レーコさん。
だから…
富士内八海の五番が西湖龍宮
富士外八海の五番が榛名湖
これは富士講の始祖である長谷川角行が定めた。
五番どうしだからじゃないの?
それでもレーコさんは納得しません。
じゃあ、榛名の謎を探す、
ハルナ探検隊だね!わたしたち‼
ここでわれらの名前が決まる。
さあ、行こう!
ハルナ探検隊‼
(このあと、嘘のように、
答えがこの先で待ち受けていたのです。
この剣が、コンクリで固められている理由も一緒に‼)
『求めよ、さらば与えられん!』
わたしたちは、何に導かれているのだろう、