また、六地蔵だ!
先ほどの青山神社から
光明寺、と聞いていたけど
歩いても、数分といった感じで
あっという間に
くだんのお寺に到着すると
向かえてくれたのは
またもや、六地蔵だった。
光明寺、と聞いていたけど
『金徳山 光明禅寺』が
こちらの正式な名称のようだ。
青野原の龍泉寺も
六地蔵が向かえてくれた。
六地蔵って
どんな意味があるんだっけ。
(脱線です。ゴメンナサイ)
『六地蔵とは、地蔵菩薩様を6体並べて祀ってあるお地蔵様のことです。
お墓の入り口や、村のはずれなどでみることのできる六地蔵ですが、街道が交差する場所や、古いお寺などでも見る事ができます。
お墓に並ぶ六地蔵ですが、これには、あの世へと旅立つ死者を六地蔵のご加護によって守ってもらうといった信仰でもあります。
そもそも地蔵のインドでの意味は〝大地〟と〝子宮〟のことでした、それを訳して〝地〟と〝蔵〟で「地蔵」となった訳です。
ですので地蔵とは、大地と命という壮大な生のドラマに満ちた名前と言えるのかも知れません。
また、六地蔵の六とは六道輪廻の六のことです。
人間が繰り返す六つの世界のことで、その六つの世界とは、地獄道、餓鬼道、畜生道、修羅道、人間道、天道のことです。』
ええええ?
そうなんだ!
“大地”と“子宮”が『地蔵』!
そう言えば
富士山を五名で出発して
津久井のmioさんと合流して
六名になったよ!
それもこれも
意味があるのかな?
階段を登り
山門をくぐる。
なんだか、ドキドキする。
宗忠さんと小太郎さん(雛鶴姫の従者)も
朝から一緒に来ているような気がするんです、とAちゃん。
うんうん
柔らかな陽射し
青い空
なんだかすべての存在が
喜んでいるような気がする。
渡辺夫妻が、大塔宮さまの供養塔のことを
以前こちらのお寺に聞いたら
『無いです』と言われたのだそう。
だけど、
mioさんが登った峰山の看板には
『光明寺に供養塔がある』と。
どういうことなのか?
でも
この華やいだ空気は
なんなのだろう。
よう来た
よう来た…
と
目に見えない方たちが
喜んでくださっているような…。
『御住職さまに聞いてみますね。』
と
mioちゃん。
それは心強い…
ありがとうございます。
しかし
山門をくぐって
すぐ左手を見たら…
わたしは叫んだ‼
ここ最近
わたしは、どんだけ
宝篋印塔に出会ったんだ?
宝篋印塔だからといって
宮様の供養塔と限るわけではないんだけど
行く先々で
宝篋印塔だ!
これはどう見ても
七百年前のものには思えなかったし
『百番 ○○観音』なる文字が彫られていたので
探していた大塔宮さまの供養塔そのものではないかも知れないけど
ここ!
ここには何かある!
mioさんがご挨拶してくださったので
御住職が、お見えになった。
ドキドキ…
どんな展開になるのだろう。