$ 0 0 諏訪湖上空の雲はご機嫌な様相…また、親子だ…さらに歓迎が、止まらない。諏訪湖に注ぐ川は31本もあるのだそうだ。あの、前宮の脇を流れる 水眼の流れもあの、御射山神社の前を流れるせせらぎも全て、諏訪湖の水となる。なのに出口はひとつだけ。その天竜川の始まり。釜口水門へ急ごう。あった!KAMAGUCHI 水門の橋から再び諏訪湖を眺める。水門から今度は、天竜川の河口を眺めると赤い橋が見える。この橋を渡り湖を回り再び、この日は霧ヶ峰に行くことになっていた。車を停めた旧釜口水門を最後に振り返ると“M”の文字‼ここから天竜川がはじまる。全長231kmのこの川は諏訪湖からほぼ南北に遠州灘に注ぐ。途方もない水の旅。州羽の海の水のつながりこの旅もそろそろ終わりに近づいて来た。スワとアサマをつなぐ旅いやすでに一本のラインでつながっている。それはフォッサマグナの西の端糸魚川ー静岡構造線のラインでもあった。中央構造線をずらしたのは地球のプレートの動き。断層による陥没で出来た湖はやはり日本の臍のような特別な場所なんだ。さて霧ヶ峰に再び登る前に四社巡りの最後秋宮へ急ぐこととする。