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Channel: トヨタマヒメ富士日記
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“M”を 探して 15 女神のおわす場所

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いよいよ四社めぐりの最後

秋宮へ。

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何度も出しちゃうこの図

諏訪大社下社といわれる
春宮と秋宮は
甲州街道と、旧中山道の分岐点、
昔から交通の要所にあったわけだ。

松本から何度もナビを入れ直しても
甲州街道に連れて来られてしまい
旧中山道を何度も交差しながら
御射山神社に連れて行かれたわたしたちは
古代の神官たちの聖なる道を行かされたわけだ。


秋宮に到着する。

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またしても、
ここも昨日は神嘗祭。
この日は『全国諏訪神社連合大会』だという。

三年前の11月、友人の取ったホテルは
ここの隣の敷地だったので驚いた。
そんなこともあるのだ。

ここは、わたしが高校生の時
美術部の合宿の帰りにバスで寄った場所。

この大注連縄が印象的で
諏訪大社というのはここひとつなのだと
三年前まで思い込んでいたのだった。

だから、この秋宮だけ
わたしは人生で三度目に訪れたことになる。
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有名な神楽殿。

ここの出雲型の大注連縄は13m
日本で一番長いのだそう。
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ここもまた、拝殿のみで
本殿がない。
拝殿のうしろにある一位の木がご神体とのことで
これもまた縄文の匂いがする。

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これもまた、御神木の神杉。

諏訪明神と神杉のセットは
精進湖の諏訪神社を彷彿とさせる。
あそこも、ここも
富士山ー白山
の、レイライン上にあることの不思議。

下社のご祭神は

八坂(やさかとめのかみ)

建御名方(たけみなかたのかみ)

八重事代(やえことしろぬしのかみ)


主祭神は、妻であるヤサカトメ
そして、タケミナカタの兄のコトシロヌシは、下社にのみ祀られる。

八坂
八重

ここでもまた、八!
しかも、スサノオの八である。

こんな記述もあった。

『下社は、タケミナカタ神の妃神・ヤサカトメノ神が主祭神で、家庭運・結婚運をもたらすパワースポット。 

下社秋宮は観光地としても有名な場所ですが、多くの人の息吹で守られている聖域です。
立地的にも、霧が峰の龍脈が留まる龍穴(大地のエネルギーがみなぎる場所)のパワースポットです。 』


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そう、
龍穴!

山中湖の諏訪神社から汲んできた
富士のお水の最後に残したものを
この御柱に御つなぎする。

一の柱
二の柱に。
(三と四は、拝殿の奥にあるので入れない。)

そして、
子安社に。

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ここでは
建御名方神の母
奴奈川姫を祀る。

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糸魚川にある
奴奈川姫と建御名方神の像
(画像はお借りしました。)

この姫さまは、いつも“玉”を持っている姿で描かれる。
うーん
豊玉姫とウガヤフキアエズとダブるなあ。
(山中湖の諏訪神社の祭神は、建御名方神ではなく 豊玉姫)

それに
高校生の時にここに来たと言ったけど…
美術部の合宿は、糸魚川まで行き
親不知、子知の海岸でスケッチ
白馬で宿泊して
帰りは松本城に寄ってから
この秋宮に御参りしたのだった。

このルートは
なんだか不思議だ…。

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奴奈川姫の子安社には
たくさんの、底の抜けた柄杓が奉納されていた。
安産祈願だという。
流石に、諏訪の神は、水の神でもあり
女性は
お腹の中に、羊水という海を作り
赤子を育てるのだ。

全ての女性は
海を内包する女神でもあるんだなあ

海と  産み


MEGAMI

UMI


自然光がとてもキレイ。
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車を停めたところが
お土産屋さんで
『専女八幡』という名前だった。

また、八???

ここでお土産を買うことにして
中に入って、名前の読み方と、由来を聞いて見た。

すると
目の前に八幡さまがあって
『専女の欅』という御神木があるのだという。

ここに車を停めなければ、ぜったいに気がつかなかった!

いって見たら
これまた、ものすごい大木で…


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こちらは、中が空洞の
千年の欅‼
素晴らしい!
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中に入ってみたくなった。

失礼いたします…。


うわっ!

なんだか
オギャー!と産まれる感じ‼
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これもまた
かってにリバース‼

梶の木があった。

諏訪のご神紋は梶の葉。

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葉が三枚で
根が五本が下社
合計八となり
女神を感じる、と教えてくれたのは
座間神社で出会った、yukkaさん。
(彼女が蜂の話をしてから、また八、八、八…が始まったんだ!)




それにしても
生まれて初めて、梶の木をみたかもしれない。
へえ〜
これなんだ。
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桑の葉に似てるねえ、

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あ、オレンジ色の実がついてる!

美味しそう〜!と友人。

ちよっと待って
調べてみる、とわたし。

待って、待って
あ、やっぱり桑の仲間だ!
と言ったとたんに
じゃあ、食べられるね!と
友人は食べてしまった。

あま〜い‼

すると、実は食べられる、と書いてあった。
安心して、わたしも味見。

秋の日に、
なんだか嬉しいプレゼント。

そして
お昼を回ったので
秋宮のすぐそばの
『神楽』というごはん屋さんで昼食を。

神楽の名は
あの神楽殿からつけたのだろう。

しかし
諏訪の神楽は、残念ながら
途絶えてしまったという。

御柱祭という男衆の祭りは残った。

申年と寅年

六年後
再びあの森から御柱となる木は
あの道を引かれ
あの坂を落とされて
この社、あの社の
御柱となるのだ。



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今日から新米なんです、と店主の方。

しみじみと味わった。


信州の旅の話も
あと一回で完結します。




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