台風16号の影響で
今日も雨が降ったり止んだりを繰り返していた。
そんな忍野村を車で走っていたら
雨の中
今日は、忍草浅間神社の例大祭。
お囃子の音が聞こえ
車を停めて見てみたら
獅子舞が舞う。
忍野村とは
忍草(しぼくさ)村と
内野村が合併して出来た村という話は
何度か しています。
春には、内野浅間神社のお祭り。
秋には、忍草浅間神社のお祭り。
どちらも、獅子舞が、無形文化財になっているようだ。
お神輿
お囃子
獅子舞
山の向こうの明見も
お祭りには獅子舞が出るらしく
獅子舞といえば、正月、という固定観念が
この地方では、打ち砕かれる。
祭りの象徴だった
獅子舞。
ルーツは
どのようなものなのだろう。
獅子舞。
大陸から来たものなのだろう。
大陸では
麒麟も踊るらしい。
では
日本の獅子舞の事情は
どうなっているのか。
調べてみたら
富山の獅子舞のページがあった。
写真に迫力があり、惹かれた。
転載します。
『日本の獅子舞のルーツは、古代のインドと言われています。インドでは、古くより遊牧民がライオンを神秘的な力を持った霊獣と崇め偶像化しました。それが仮面舞踊となり中国〜朝鮮半島へ渡り、7世紀の初めに仏教の伎楽と一緒に日本に伝来したと考えられています。
その頃、日本列島に生きる民たちは、縄文の猪送り、アイヌの熊送り、東北の鹿踊り等のように、動物を大自然の神として敬う精神文化を既に持ち、さらにお祓いの人生観とも結びついて、獅子舞を日本独特の文化へ熟成させました。16世紀初め頃、伊勢の国では飢餓や疫病を追い払うために獅子頭をつくり、獅子舞を奉納したと言われています。』
そうなんだ。
動物
しかも大型で強い動物の霊力を
太古の人々は、崇め、求めて
その霊力を称えて、彼らに扮して大地へ祈るのだ。
猪踊り
山形県東根市、
長瀞 猪子踊
どちらも
古代ローマでは
ところで
夜八時
そして
鹿踊り
(こちらも、しし踊りと呼ばれる。)
『鹿踊(ししおどり、しかおどり)は、江戸時代の南部氏領(盛岡藩)、および、伊達氏領(仙台藩・一関藩・宇和島藩)、すなわち現在の岩手県、宮城県、そして愛媛県宇和島市周辺で受け継がれている伝統舞踊。福島県にも類似の鹿舞(ししまい)がある![1]()
。 「鹿踊」「鹿躍」「獅子踊」「獅子躍」「鹿子踊」「鹿子躍」等とも表記する。 また、高等学校で郷土芸能部として活動しているところもある。』
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どちらも
獅子舞に似ている。
日本の獅子舞のルーツは
こちらなのでは、などと思う。
もともと、縄文由来だったものが
大陸からの祭りと融合したものなのか。
シシ
とは、何者か?
縄文時代
獲物としての、大切な存在だった
猪
鹿。
古代の言葉では
イノシシ(猪)
カノシシ(鹿)
と呼ばれたそうだ。
シシ、は肉であり
四つ足(四肢)でもある。
古代ローマでは
ナラハシンハー
スリランカは、獅子の国。
シンハラ語を使い
シーギリア ロックは
ライオン岩だ。
シンガポールでは、
シンハー
ビールにもなっている。
中国では
獅子(シーツー)
沖縄では、
シーサー
そして
日本に渡ると
獅子(シシ)
ついには、狛犬になってしまう。
ところで
これは、たんなる偶然なのだろうか?
獅子と
四つ足を意味する四肢。
さて
世界を旅してしまったけど
日本の
山梨の
忍野村に話を戻すとしよう。
猪踊り
鹿踊りは
いずれも、東北の大地に根付いた伝統的な踊り。
大地を踏み鳴らす
力強さが感じられる。
一方
わが村の祭りは…
ひとり踊る獅子舞。
なんで浴衣なんだ???
雨の中とはいえ
なんだか、みすぼらしかった。
しかしながら
年に一度のハレの日
獅子頭を被り
踊るという伝統を
いつまでも、無くして欲しくはないなあ。
夜八時
神輿に宿った神霊は
無事にお宮に帰られたのだろうか。
獅子とともに
世界に想いを馳せた日.
9月20日