わたしの頭の中の声は
アルカ、アルカ
と、叫んでいた。
でも
それぞれの位置関係も把握することなく
まずはオススメのスポット
『鈴鹿大明神』へ、行ってみることとなった。
わあ
鳳凰が
看板だ。
また、鳥だ‼
鳳凰!
鳳凰が
たっくさん!
でも、なんだかおかしい。
違和感があるのだ。
コンクリート造りの社務所のよそよそしさ。
拝殿の後ろにルカさんが回ると
『なんだか暗い感じがする』
という。
chiaさんは
『なんだか、怒ってる』
という。
鈍感なわたしは、そお?と言ったけど
あるものを見つけた。
看板だ。
本殿の下に
縄文遺跡か埋まっている?
そうか…
あの位山で、
kanちゃんたちが、宇宙のエナジーを入れてきたという
こちらに働いてもらわないとね。
そして
わたしは今日
クリスタルチューナーを持ってきたけど
寒川さんでも
星の谷観音でも
鳴らさなかったのだ。
ここ
必要!
そうして
今日は、初めて
あるものを連れてきた。
狼の寄木細工。
なぜかはわからない。
ちょこんと、マゼンダ龍さんの前におき
クリスタルチューナーを鳴らした。
光が差した。
ほんとよ。
なんだか安心して
車に戻ろうとすると
ルカさんが
亀がいるよ!
と。
見たら、池があって
なんと!
三匹の亀さんが、甲羅干し‼
ふわあ!
三箇所で
鶴だの、鳳凰さんでしょ?
上、岡田遺跡の敷地内にある菅谷神社
中、星谷観音の欄干
下、鈴鹿大明神
うーん
鶴と亀
鳳凰と龍
三、という数字…
『アルカは、サガミの国の最古の先住民。
スズカがやってきて
豊かに暮らしていたら
アルカが、その財宝を横取りしようとした。
戦いの末
アルカは負け
現在の海老名に身を潜めた。』
それが、これから行く、アルカ谷。