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Channel: トヨタマヒメ富士日記
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裏の龍宮 表の龍宮 0402

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この日に、龍宮洞穴にお連れしたのは、

それが、Fさんの唯一のリクエストだったからでした。

『あとは、お任せします。』

そう言われても
10歳のお嬢さんと、奥さまと
三人家族がすべて満足して頂けるところはそうありません。

だから、寸前になって
なるべく高いところまで登りたい、と言われたときには
一安心でした。
初めての富士山をまず体験するには
富士山そのもののエネルギーを感じるところが良いでしょう。

関西のご家族には
富士山の雪は珍しいものだったし
あの、神秘的な濃霧の森も
思い出のページに刻まれたことでしょう。

洞窟探検する?
Mちゃんに尋ねると
する、する!
と、大乗り気。

しめしめ…

早く行こうと急かすMちゃん。
その前にまず腹ごしらえ。

西湖へ向かう定番のお昼は
『おふくろうどん』で。

舌の肥えた関西の方にはどうかしら、と思ったら
ここの田舎のおばあちゃんの味が
好評で、まずまずでした。

まずは、
龍宮洞穴へ。


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Mちゃんは

『こわーい、』
と一言。

Fさんは…

ご家族が『もう行こうよ』と言っても
名残惜しそうに
ここのエネルギーを味わっていました。

『ずっと、ここにいたい…』

この方のすごかったのは

実は、
ここは陰陽になっていて
物理的にも、立体的なS字型。

それがわかったのですね。

Fさんは『裏龍宮』を向いて
立ち尽くしていました。



エネルギーに敏感な方にはわかるようです。
わたしは、この洞穴の特異な形を
洞窟学的に知っているので

へえ、すごいなあ、と思うのですが。

すべての溶岩洞穴は
すべて
富士山のお腹の中のマグマに繋がっています。

そこから出てきたものだから。

わたしは火山学や洞窟学の世界でそれを知るのですが、
目に見えないエネルギーの世界で
それを感知するひとはすごいなあ、と思う。

ところで
表は

どちらが本物とかダミーだとかということではなく

バランスを保つために
どちらも大切なのだ、と
最近は思うようになりました。

表だっているものと
隠されているもの。

隠されているものを守るために
表が必要なのかもしれなくて。




さて
洞窟探検の出来ないこの場所は
Mちゃんには面白くないよねえ。

いよいよ
探検に行きますよ。


車でわずか五分ほど行くと
西湖の有名な観光洞窟があり

わたしたちガイドの控え室もある場所です。

そこにご家族をお連れして
約40分のネイチャーガイドツアーを味わっていただきました。

溶岩洞穴としての見学は出来ますが

今まで管理棟だったこの施設は
現在改装中。

あの、
奇跡の魚、『クニマスの展示館』として
今月末には改装オープンされます。

すでに、
看板が!

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この日はこうして
二つの溶岩洞穴にお連れしましたが

こちらも
表メニューと
裏メニューという感じかな?

お父さんは、龍宮洞穴
お母さんとお嬢さんは
こちらの観光洞窟がお気に入り。




翌る日は

もっと、ディープな日となりました。







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