日々の営みの中の
シンプルな、祈り。
朝日、夕陽を拝みながら
月、星に願いをかけ
祈る。
わたしたちの祖先たちが
当たり前のように行なっていた
祈り。
豊穣をもたらす虫たちに対しても
たくさんの祈りがそこにはあった。
繭飾り。
これは、餅米などで繭の形を作る。
中国において蚕神にたいする民間信仰を背景に成立したという。
そうして
繭を食べてしまうネズミ封じのための
猫の護符は
以前、三つ峠のお話でも書いたのだが
この展示て、猫は最重要キャラクターだった。
猫の護符は
各地の養蚕農家では
なくてはならないものだったらしい。
ほかにも、
検索したら
上州の養蚕農家に残される
こんなにたくさんの、猫神の護符。