あの日を過ぎてから
秋の日の
ところで
木の根っこの回りから
初めて樹海に足を踏み入れる。
あの、1月18日の50㎝の大雪。
あれから、
森はどうなっているのだろう。
森に棲む、たくさんの生き物たちは
どのように過ごしているのだろうか。
野鳥たちや、動物たち
充分に、糧は取れているのだろうか?
森に入ってすぐに
わあ!
赤松のぼっくりを
誰かさんが食べた痕だ。
松ぼっくりの、リスやムササビが食べた後の芯は
通称、『森のエビフライ』
それが、こんなにたくさん!
見上げたら
まだ、たくさん松ぼっくりが
赤松の木についていた。
リスは、地上の色々なところに
どんぐりや、松の実などを貯蔵している。
その作業は、おもに秋に行う。
だから、秋は忙しい季節だ。
それを、厳しい冬の間
少しづつ、掘り起こして、食べる。
しかし
雪が地面を覆ってしまうと
隠し場所がわからなくなってしまうので
その時には
木の上にまだ残っている
松ぼっくりなどが臨時の食料となる。
少し歩くと
馴染みの、ツガの大樹に出会う。
すっかり、雪に覆われている。
秋の日の
この樹。
雪の下には
青々とした苔とともに
落ち葉がゆっくりと分解されているのだろう。
ところで
木の根っこの回りから
雪が溶けていくのは、ご存知だろうか?
この話は、12年前の研修の時に聞いたのだけど
あまりピンと来なかった。
そう言われれば、という感じだったので。
木の根っこは、温度が高いので
そこから雪が溶けていく、というのだ。
北国の春を知らせるその現象は
『雪根開き(ゆきねびらき)』
と言うらしい。
そう言えば
木の回りから
雪が溶けていくような…
でも、今日は
今まで見たことのないものを見つけた。
フロスト・フラワーと呼ばれるものが‼
色々な条件が重ならないと
見られないもの。
この日の最低気温は
14度くらい。
樹海の地下水はそれより温度が高いので
それが水蒸気となり
その回りに霜を発達させるのだ。
呼吸し
水を吸い上げ
やがて来る命の季節の準備を怠らない。
命の息吹。
ともに生かして頂いていることに
感謝!
(今日は樹海のガイドの当番日。
あまりの寒さに
朝からどなたもいらっしゃらなかった。
こんなにも美しいのに、残念!
でも、ネットの世界はすごい。
このようにして
1月26日の、神秘の森の様子を
お伝え出来ること。
それこそが
ブログを始めた目的であったのかもしれません。)