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Channel: トヨタマヒメ富士日記
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雪根開き(ゆきねびらき) 0126

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あの日を過ぎてから
初めて樹海に足を踏み入れる。

あの、1月18日の50㎝の大雪。

あれから、
森はどうなっているのだろう。



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森に棲む、たくさんの生き物たちは
どのように過ごしているのだろうか。

野鳥たちや、動物たち

充分に、糧は取れているのだろうか?




森に入ってすぐに

わあ!

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散乱する何か。

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これは
赤松のぼっくりを
誰かさんが食べた痕だ。


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まだ、新しい。

松ぼっくりの、リスやムササビが食べた後の芯は
通称、『森のエビフライ』

それが、こんなにたくさん!


見上げたら
まだ、たくさん松ぼっくりが
赤松の木についていた。

リスは、地上の色々なところに
どんぐりや、松の実などを貯蔵している。
その作業は、おもに秋に行う。
だから、秋は忙しい季節だ。

それを、厳しい冬の間
少しづつ、掘り起こして、食べる。

しかし
雪が地面を覆ってしまうと
隠し場所がわからなくなってしまうので
その時には
木の上にまだ残っている
松ぼっくりなどが臨時の食料となる。



少し歩くと
馴染みの、ツガの大樹に出会う。

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その根っこは
すっかり、雪に覆われている。

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秋の日の
この樹。

雪の下には
青々とした苔とともに
落ち葉がゆっくりと分解されているのだろう。


ところで

木の根っこの回りから
雪が溶けていくのは、ご存知だろうか?

この話は、12年前の研修の時に聞いたのだけど
あまりピンと来なかった。

そう言われれば、という感じだったので。

木の根っこは、温度が高いので
そこから雪が溶けていく、というのだ。

北国の春を知らせるその現象は

『雪根開き(ゆきねびらき)』
と言うらしい。

そう言えば
木の回りから
雪が溶けていくような…


でも、今日は
今まで見たことのないものを見つけた。

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その、樹木の回りに出来る雪の溶けた穴の回りに

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霜の花!

フロスト・フラワーと呼ばれるものが‼


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これは、
色々な条件が重ならないと
見られないもの。

この日の最低気温は
14度くらい。

樹海の地下水はそれより温度が高いので
それが水蒸気となり
その回りに霜を発達させるのだ。


小さな穴の回りにも…
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その穴のそばの
小枝にも…
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樹木たちはこの季節にも

呼吸し

水を吸い上げ

やがて来る命の季節の準備を怠らない。


命の息吹。


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この地球に
ともに生かして頂いていることに
感謝!





(今日は樹海のガイドの当番日。
あまりの寒さに
朝からどなたもいらっしゃらなかった。

こんなにも美しいのに、残念!

でも、ネットの世界はすごい。

このようにして
1月26日の、神秘の森の様子を
お伝え出来ること。

それこそが
ブログを始めた目的であったのかもしれません。)






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