とあるTVの制作会社は
ネイチャー系を得意としているようでした。
今日は、サイエンス番組を制作している
プロダクションのYさんとディレクターのGさんが東京からいらっしゃいました。
富士山の側火山の噴火口を案内して欲しい、というリクエストで
昨日は下見をしていたので
バッチリなのです。(多分)
鳴沢道の駅で一時間ほどの打ち合わせのあと
早速
片蓋山へ向かいます。
むしろ暑いくらい。
それでも、標高1468mの片蓋山は
別世界です。
片蓋山山頂に到着。
スコリア、とは
火山礫のこと。
3000年ほど前に爆発的噴火を起こしたこの富士山の側火山は
火口の中に
すでにたくさんの木々が生い茂っており
すり鉢型を確認することも
よく知った人でないと
認識し辛いのでしょう。
片蓋山の火口に降り立ったとき
時間を確認しました。
そうしたら!
11:23!
話はこれで終わりではありません。
このあと、ランチを食べながら
さらに打ち合わせをしていると
ディレクターのGさんは
宇宙から認識できるマイクロ波で撮影された
噴火口が気になる、と。
そこに行けるか、と言うんです。
そこは
西暦864年
青木ヶ原溶岩流を流した富士山の歴史上最大の噴火。
大室山の北西ラインにあたる
石塚噴火口。
うわっ!
そう来ましたか⁉
赤色立体図の富士山北西斜面。
この赤いひときわ大きいのが
大室山。
その、左ナナメ上に『石塚』と明記してあるのが
石塚噴火口なのです。
片蓋山の噴火口。
上の白い星が
石塚噴火口です。
この、ライン‼
結んで行くと
何があるか?
私は驚愕しました。
それはね…
続きます。