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Channel: トヨタマヒメ富士日記
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一二三の二 (火口へ 0712)

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とあるTVの制作会社は

ネイチャー系を得意としているようでした。

今日は、サイエンス番組を制作している
プロダクションのYさんとディレクターのGさんが東京からいらっしゃいました。

富士山の側火山の噴火口を案内して欲しい、というリクエストで
昨日は下見をしていたので
バッチリなのです。(多分)

鳴沢道の駅で一時間ほどの打ち合わせのあと
早速
片蓋山へ向かいます。

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昨日より遥かに天気は回復して
むしろ暑いくらい。

それでも、標高1468mの片蓋山は
別世界です。

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昨日と全く同じルートを登り
片蓋山山頂に到着。

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スコリア丘、と私たちが呼んでいるこの山。
スコリア、とは
火山礫のこと。
3000年ほど前に爆発的噴火を起こしたこの富士山の側火山は

火口の中に
すでにたくさんの木々が生い茂っており
すり鉢型を確認することも
よく知った人でないと
認識し辛いのでしょう。

片蓋山の火口に降り立ったとき
時間を確認しました。


そうしたら!


11:23!


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やっぱり、来たぞ~‼

話はこれで終わりではありません。

このあと、ランチを食べながら
さらに打ち合わせをしていると
ディレクターのGさんは

宇宙から認識できるマイクロ波で撮影された
噴火口が気になる、と。

そこに行けるか、と言うんです。

そこは

西暦864年
青木ヶ原溶岩流を流した富士山の歴史上最大の噴火。
大室山の北西ラインにあたる

石塚噴火口。

うわっ!
そう来ましたか⁉

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こちらは、
赤色立体図の富士山北西斜面。

この赤いひときわ大きいのが
大室山。
その、左ナナメ上に『石塚』と明記してあるのが
石塚噴火口なのです。


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下の白い星が午前中に行った
片蓋山の噴火口。

上の白い星が
石塚噴火口です。

この、ライン‼

結んで行くと
何があるか?

私は驚愕しました。

それはね…

続きます。



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