火口と言うと
ほとんどの方が思い浮かべるのは
こんな感じ…
浅間山の最近の噴火は
なんと、先月の16日‼
200年前の天明の噴火以降も
山頂噴火を繰り返しているので
草木も生えない状態になっています。
しかし
富士山の側火山の噴火口は
何だか、一度噴火した所からは、二度としないというジンクスがあるためか、
数千年前の噴火口は
苔生し、巨木が繁茂して
緑の魔境の有様になっています。
ましてや
側火山が列を成す
北西斜面は、降雨量も半端なく多い地域で
しっとりした森が広がる只中に
ここが噴火口なの?と
にわかには信じられない様相。
スコリア斜面に生えた木々は
時折、地滑りしてしまい
巨木に育つことが少ない。
運良く巨木となった樹も
時間と共にその運命をひっそりと終えて行く…
この静寂さが
わたしは好きです。
おそらく
七月に入ってから初めて天気の良い土日、
五合目より上は
またしても、ごった返しているのでしょう。
しかし
標高1468mのここは
富士山でもっとも重要な斜面(その理由は後ほど述べます)にも関わらず
だあれもいない。
林道沿いの
小さな石碑を見つけました。
このすぐそばには
昔は道標であったらしい
ズミの大木があります。
一緒に来てもらった友人Yは
4月に、浅間山と箱根山の旅行をアレンジした張本人でもあります。
いずれも
私たちが訪れたのち
火山警報レベルが上がり
いずれも噴火に至った。
そして、
今度はわたしが誘います。
富士山の重要なラインに位置する
噴火口。
11.12、13日
この三連ちゃんの理由は
いつか、わかるのだろうか?
あ、
13日の話はしていませんでした。
本日、
Aさんから電話あり。
『13日空いてる?』
なんと、
宝永火口のツアーを
自分の代わりにやって欲しいというのです。
宝永火口と言えば…
富士山の弱線。
片蓋山などの北西斜面の側火山群
富士山の山頂火口
宝永火口
それらを結ぶと
一本のラインとなる。
それが、
富士山の弱線
日本の
地球の
一番弱い所でもある。
次の噴火も
おそらくこのライン上であろうと言われている。
何故なら
フィリピン海プレートが沈み込む
その軋轢を抱え込んでいるのだからね。
13日!
宝永火口⁈
空いています‼
どうしたもんかと躊躇したけれど
結局、引き受けることにしました。
それで
三連ちゃん。
出来過ぎだ‼
続きはまた、明日ね。