偶然にも
萱野茂さんにお会いできた後
二風谷を後にした私たちは
当てもなく
北海道の大地を北上することにしました。
本州と余りにも異なる
ハイウェイのように直線の道がどこまでも続く北の大地は
まるで、日本じゃないみたい!
ロードムービーよろしく
行き当たりばったりでランチを食べ
また、走り疲れたら
宿を探す…
とうとう
大雪山の麓
旭岳の近くまで来て
『空室』の看板を見て
宿を取ることにしました。
20年以上も前の話を
今、なぜか書き連ねているのですが
またしても、その時のシチュレーションに興味がフツフツと湧いてきて
大雪山?
旭岳???
を
改めて調べて見たところ…
そこは、アイヌ民族が
『カムイミンタラ』と読んでいた場所。
その意味は、ふたつあり、
『神々の庭』
と
『クマの遊ぶ場所』!
旭岳は、北海道の最高峰だったのですね。
標高2291m
(ここにも、富士の数霊22がちゃんと入っているのです。)
そして
まるで箱根の大涌谷よろしく
富士山のような成層火山であったらしい。
(現在は、カルデラ)
『大雪山は北海道の最高峰である旭岳(2,291m)をはじめ、20連峰におよぶ標高2,000m級の山々の総称です。大雪山国立公園は、これらを中心に北海道の中央に成り立つ、わが国最大の山岳を中心とした原始性の豊かな国立公園です。その面積は、ちょうど神奈川県の広さに匹敵する226,764ヘクタールにおよび、1934年(昭和9年)に国立公園に指定されました。 かつてアイヌの人々は大雪山を「カムイミンタラ(神々の遊ぶ庭)」と呼び敬い、また1923年(大正12年)に大雪山を踏破した文人の大町桂月は「富士山に登って山岳の高さを語れ、大雪山に登って山岳の大きさを語れ」とその雄大さをたたえた有名な言葉を残しています。 』
1739年!
これって
先ほどアップした、羊蹄山よりも
遥かに富士山との共通点があるのですね。
(富士山は、最後の噴火が1707年、
成層火山。)
そのころは、そんな事は露ほども知らず
そして、興味も無く…
何しろ
旭岳ロープウェイの始発駅にほど近い
空室あり、の宿に転がり込んで
Yちゃんは、運転の疲れからか
お風呂に入って、すぐに寝てしまった。
時は夏。
まだ、外は明るいのです。
わたしはお風呂に入った後
札幌で買ってきた、萱野茂さんなどの著書を片手に
テラスでビールを飲んでいました。
その時に
人生、最初の
神秘体験なるものが
起こったのでした。
わたしを
自然の神々が
その懐に招き入れるために…