わあ、
あっという間に
7月5日が来てしまいます。
それまでに
書きたかったことがあったのに…
こちらの続きになります。
霊峰に招かれて『プロローグ』
生まれて初めて
北海道に行ったのが
１９９３年だったのか
１９９４年なのか
どうも思い出せないのですが
ま、それは大した重要ではなくて
何しろそのころ
萱野茂さんという
アイヌ民族で初めての国会議員が誕生したことで
マイノリティに傾倒していたわたしは
結構盛り上がっていたのでした。
そして、前出の
『アイヌの聖地がダムの底に沈む！』
との囲み記事で
矢も盾もたまらず
その地に上陸したのでした。
『矢も盾もたまらず』は
いつものわたしを駆り立てる行動パターンでしたが
１９８９年の天安門事件
１９９０年代に入ってからの、石垣島に空港建設で珊瑚の海が破壊される、との報道、
この北海道との時系列がどうもはっきりしないのだけど
この北海道旅行を最後に
『矢も盾もたまらず』的な行動は
終わりを告げたような気がします。
この時に
たまたま、同居人だったＢＦのＳちゃんが
札幌に出張で行っていた。
わたしはすぐに電話をして
『そこで、待ってて。
わたしも行くから！』
まあ、何という強引さ‼
二頭のワンコを六本木のペットホテルに預けて
(会社にはすぐに夏休みを申請して)
機上の人となったのです。
そのころのことを思い出すと
何だか、若くてギラギラな自分がいます。
行きたいところへはどこまでも行くさ‼
的な、ものすごい行動力、
と思っていたのですが
こうして、20年以上も経って冷静に振り返ると
何とまあ！
将棋の駒のように
ただ、あちこちと
動かされていたのですね。
すべてはその後の計画のために…
メキシコ
キューバや
ジャマイカや
ペルーといった
中南米の旅や
ヒマラヤ
インド
タイやボルネオといった
アジアの旅に続いて
『ヒノモト』を知るために
天河
伊勢
出雲
北海道
沖縄
屋久島
なぜかその前後に
富士山に行きました。
富士山に初めて登ったのは
１９９３年のことだったと記憶しています。
さて、
北海道旅行のことに話を戻しますと
札幌で、アイヌ民族関係の本をしこたま仕入れた後
レンタカーを借りて
まず、その二風谷に行きました。
沙流川のダム予定地はどこにあるのか…
そこで
丸木舟を数人のアイヌの方々が手彫りで作っているのに遭遇しました。
すると、
ひとりの初老の方が
わたしに手招きしました。
近づいてみると
丸木舟を掘って出てきた木屑を
両手いっぱいに
わたしの手にくださいました。
『神聖なものだからね』
そのような言葉だったと思います。
わたしは、その方が誰か
すぐにわかりました。
萱野茂さん、その人だったのです！
昨年、河口湖から忍野村に引越しで来ましたが
荷物の整理をしていたら！
その時に頂いた丸木舟の木屑が出てきました‼
なんと
富士山に持って来ていたのでありました。
続きます。
先日の忍野村
この辺りの標高は
札幌の気候と非常によく似ているようです。
北海道には
蝦夷富士、と呼ばれる
羊蹄山もあります。
(羊蹄山の画像、お借りしました。
本当に富士山によく似ていますね。)