富士山北麓にも
春爛漫がやっと訪れた。
河口湖の南岸にある
富士ビューホテルの庭園には
溢れんばかりの花々が咲き誇っていた。
庭園の真ん中に一本立つ
見事なしだれ桜の下には
幸福な人々で賑わう。
山や野などの自然の花が一番、と
心に決めていたわたしも
花を愛でるために人が植えた庭園などに
ここ数年はこの時期に訪れて
花々のエネルギーを感じるようになったのは
そこに集う人々の幸福を
共に味わうのが好きになったためだ。
いわば
人と花々のシンフォニーなのかな。
ここの庭園の素晴らしいところは
何もかもが一度に咲く。
寒冷地ならではの百花繚乱だ。
レンギョウや
それぞれが
命のうたを歌っているようだ。
冬が厳しく長ければ長いほど
その花の美しさはどうだ。
このエネルギー
今年も生き物を喜びで満たしてくれる
花々よ
ありがとう
ありがとう
ありがとう