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Channel: トヨタマヒメ富士日記
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アタ族の導き

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『アタ族』ってなんなのだろう。

調べていたら

またまた富士山にたどり着いてしまう。



『b 「アサ」地名

 

(a) 浅間(あさま)山

 

 群馬県北西部と長野県東部にまたがる浅間山(2、568メートル)は、三重式の成層火山で、高さ、広さともに有数の日本の代表的活火山です。歴史時代に入ってからも数多くの噴火が記録されており、とくに天明3(1783)年の大噴火は、大量の火山灰を江戸をはじめ関東東海地方に降らせ、吾妻郡嬬恋村鎌原を火砕流が襲って多数の人命を奪い、さらに泥流が吾妻川流域に被害を与え、最後に噴出した溶岩が「鬼押し出し」を形成しました。

 山名の由来は、

(ア)「浅ま」は「近く」で、「近くに見える山」の意、

(イ)頂上の噴火口が「浅い釜」状であることから「あさま」となった、

(ウ)「あずま」からの転訛、

(エ)「あずまや(四阿)山」で、山の形からきた、

(オ)「あたま」は熱い意で、「あた」は「敵」に通じるため「あさ」に転じて「あさま」になった、

(カ)アイヌ語で「アサマ」は「土台、基礎」で、「どっしりと座っている山」の意とする説などがあります。

 しかし、これはマオリ語の、

 

  「アタ・マ」、ATA-MA(ata=how horrible!;ma=white,clean)、「なんと恐ろしい白い(清らかな)山」

 

の転訛と解します。原ポリネシア語の「アサ・マ」が日本語にそのまま残り、原ポリネシア語のS音がマオリ語ではT音に変化して「アタ・マ」となったものです。原ポリネシア語の「アサ」は、ハワイ語ではS音がH音に変化して「アハ、AHA(aninterjection of surprise,wonder)、驚き、驚嘆(感嘆詞)」になっています。

 この古来から何度となく噴火を繰り返してきた恐ろしい山を人々は恐れと畏敬の念をもって見てきたことでしょう。「アサマ」は、「恐るべき(霊)力をもつ神の住む清らかな山」と考えられていたに違いありません』


そうなんですか?

わたしは『ヤマタイカ』で読んだ

アサマはアソウマ(アイヌ語で燃える山の意味)とずっと思ってきたのですが。

ただ、アイヌ語は、場所によっても異なるようなので、もう少し考察する必要あり。

こちらに書いてある

マオリ語の

アタ・マ=なんと恐ろしい白い(清らかな)山

というのが気になりますね。

(だって、もともとアタ族のことを調べていたんだから)

さらにこちらは続きます。


『(b) 富士山も「あさま」山だった

 

 そうしますと、浅間山と同じように有史以来何回となく噴火をくりかえしてきた日本一の秀峰であり、活火山である富士山にも、「アサマ」という別名が与えられていても不思議はありません。

 富士山頂に浅間(せんげん)神社奥の院があり、南麓の静岡県富士宮市に駿河国一宮の浅間神社、北麓の山梨県東八代郡一宮村に甲斐国一宮の浅間神社が鎮座されているほか、富士山の周囲には多数の浅間神社があります。現在は「せんげん」と読んでいますが、伝承によれば古くは「あさま」神社であったのが、音読みで「せんげん」神社となったといいます。富士山の山の神(浅間神社の祭神はコノハナサクヤヒメとされています)を祀る神社の名称が「あさま」であるということは、かって富士山に「あさま」山という別名があった証拠と考えられます。(富士山の語源については、(4)T音の変化とその例の項で解説します。)』


 こちらはさらに朝熊ケ岳の話などにつながっていくのですが、

アタからつながってきたわたしとしては

安達太良山が気になります。


こちらはこのように続いていきます。


『(d) 安達太良(あだたら)山

 

 福島県に安達太良山(1、700メートル)という活火山があります。

 高村光太郎『智恵子抄』の中の「あどけない話」という有名な詩の一節に、

 

  「智恵子は東京に空が無いといふ。

   ほんとの空が見たいといふ。

   ・・・

   智恵子は遠くを見ながら言ふ。

   阿多多羅山の山の上に

   毎日出ている青い空が

   智恵子のほんとの空だといふ。

   あどけない空の話である。」

 

とあります。

 この安達太良山も、名前からすると「あさまやま」の仲間なのです。

 この山は、福島県中北部の二本松市、安達郡大玉村、郡山市、耶麻郡猪苗代町の境にあり、磐梯朝日国立公園の中にあります。飯豊別(いいでわけ)神が宿る霊山とされ、南麓の本宮(もとみや)町に安達太良神社があります。

 「安達太良」の名は、寛平9(897)年の文献に「安達峰(あだたみね)」としてみえ、『万葉集』では「安太多良ケ峰」、「安達太良山」、「阿多多羅山」と、そのほか「乳首山」(『家世実記』)、「二本松岳」(『相生集』)、「岳山」などと記されています。会津側では「東(あずま)岳」(『新編会津風土記』)、「沼尻山」、「硫黄山」と別称が多くあります。

 山名の由来については、いろいろな説が入り乱れています。

(ア) 「安達郡の最高峰、すなわち太郎」で、安達太郎が約されて「アタタラ」になつたとする説があります。なお、吉田東伍は「原名はアタタなり、故に安達の文字を仮りる」(『大日本地名辞書』)ともいっています。また、


(イ) 「アダ(ア)」は、「アチ(彼方)」の転訛で、「タラ」は「タカラ(高いの意)」から「彼方の高い山」という説、


(ウ) 「アダチ」は「アダ(断崖)・チ(接尾語)」という説、

(エ) 「アダチ」は「ア(接頭語)・タチ(台地)」という説、

(オ) 「アダチ」は「ア(上)・タリオ(垂尾)」という説、

(カ) 「アタタラ」は「ア(上)・タタラ(製鉄の溶鉱炉)」という説、

(キ) 「アタタ」はアイヌ語の「アタタ(乳首)(安達太良山の山頂の一番のピークを乳首山と呼んでいます)」という説、

(ク) 「アタタラ」はアイヌ語の「ア、タッタル(我ら、踊り踊りする(山または祭場))」(大友幸男『日本縦断アイヌ語地名散歩』三一書房、平成七年)という説などがあります。


 この「アタタラ」は、マオリ語の、


 

  「アタ・タラ」、ATA-TARA(ata=how horrible!;tara=peaks of all kinds)、「なんと恐ろしい峰よ!」


 ポリネシア語で読み解く日本地


こちらは面白すぎて
戻ってこれなそうなので
この辺でやめておきますね。


今日の
ア・サ・マ

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