午後1時になった。
いよいよ始まる流鏑馬神事。
一二三の的に矢を放つ?
一体どういうことになるのかしら、
勝山の雅な流鏑馬と異なり
何だか土着的な香りがするぞ。
神主さんらしき人たちが
馬場を塩で清める。
朝馬から走るのだという。
中に入らないでください、と
何度もアナウンス。
シャッター通りのようなこの馬場は
どこをどう撮っても
あまりフォトジェニックじゃないなあ。
スマホを開けると
13:11
きゃー111だ!と
chiaさんと大はしゃぎ。
なかなか始まらない。
と、
メールが入って来た。
まだ時間がありそうなので開けてみる。
姉からだ。
『元気ですか? 突然ですが、昨日夜富士山大爆発のリアルな夢みてすまいますた なにもなければよいですが』
メールの発信時間は13:11!
何なんだ?
このメール
この夢
このタイミング!
と
始まった!
かなり高度な技術なのか
なかなか当たらない。
一の的に当てた瞬間!
歓声があがる!
でも
姉の夢の話が
気になって集中出来ない。
どんな夢だったのだろう。
全てのことに意味があるのなら
このタイミングは
なんの知らせなのだろうか?
続く。