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Channel: トヨタマヒメ富士日記
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石花と亀の手のこと その一

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今朝見た不思議な夢


苔生した樹海の
溶岩の
洞穴とは呼べないような
小さな窪み

三人で
何かを収める。

男性の声で

『石と光が揃ったので
もう、大丈夫だ。』

他に
後ろに
七、八人の人。

皆が安堵の吐息。



漠然と目が覚める。

石と光?
石と光。

おかしいな、

石と花じゃなかった?

何故、そう感じたのかはわからない。

石と花。
それは
わたしがいつも話している
『せのうみ』のこと。

だから
とっさに
石と光と言われて
石と花の間違いではないかと思ったのだろう。

1万五千年前から
西暦864年まで
富士山の北西に存在した
巨大な湖
せのうみ。

せのうみの漢字は幾つもあり
背の海
瀬の海
他にも変換出来ないセの字があり
さらにどうしてそう読むのかわからない当て字が
『石花湖』


万葉集の和歌には
せのうみと富士山を詠んだ和歌があり
足和田山の紅葉台には
万葉の石碑があり
『石花湖』
刻まれている。

さらには駿河湾の沖合には
『石花海』と呼ばれる海溝の脇の高台があり
漁場になっているという。
こちらも
『せのうみ』と読むのだ。

さて
石花、というのは
亀の手、という意味だと
なにかで読んだ。

なるほど、
亀の手は見ようによっては
石の花に見えなくも無い。
亀の手の形をした湖だったので
石花湖という訳か。

しかし
西湖
精進湖
本栖湖に跨る広大な湖を
何処からみたら亀の手に見えるのだろうか?

そして
駿河湾の
石花海は?

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別の海図だと

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最もこの迫力ある海底図は
近年になってから測量されたもの。
江戸時代にはそう呼ばれていたこの海域は
何故、そう名付けられたのだろうか?

それでは
『石花』
何を表すのか
調べて見よう。

本当に
『亀の手』
なのだろうか。

ちょっとした夢が
またまた
とんでもない方向に
動き出した。

続きます。








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