あづ〜い!!!
皆さまのところは
大丈夫でしょうか?
標高950mのほとんど避暑地のはずの
忍野村さえ、
最高気温が32℃になったそうです!
そうです、と言ったのは
その時間に
富士山の標高の高いところにいたからなんだね〜^ - ^
自分さえ良ければ良いのか?
いえいえ、
自宅に戻ったら
一昨日、掘ったばかりのジャガイモが
3分の2!
腐ってました〜Σ(・□・;)
こんなことは始まって以来のこと。
もちろん、イロイロ理由は重なってはいるのだけど、
先ほどまで
なんとか保存出来る→A
すぐに茹でないとヤバイ→B
残念だけど、イノシシにあげる→C
のジャガイモの選別を
泣く泣くしていたのね。
この展開は、なんなのだ???
と言うわけで、
あづ〜い、この夏の
一日のお話です。
(愛鷹山文明のお話はまたの機会です、ごめんなさい。)
今朝は、まだ涼しいうちに
畑に出て、今日はトマトの救済に。
救済、というのは
すっかり周りを覆ってしまう雑草と
葉を食べてしまうニジュウヤホシテントウなどからの救済のことで、
これまでは畑のことは彼任せにして
わたしは収穫だけ!と決め込んでいたんだけど
『犬や猫とおんなじで、毎日お野菜の面倒をみて話しかけてあげよう』と改心してからは
すでに3日になるけど、それは毎朝続いているのです。
(誰ですか、三日坊主じゃないの?なんていう方は!)
6時半、畑に向かう。
途中でトウモロコシを満載した軽トラとすれ違う。
ウソ!
わたしが早朝と思ってる時間は
すでに遅い時間帯なのか?
明日からは、やはり4時起きか…
自分を変えることは難しいけど
きっと出来るのだ!と信じて
この夏を過ごすこととしよう。
で
トマトの救済に夢中になっていて
時間を忘れてたわたしに
一本の電話あり。
くだんの友人からだ。
『山羊の夢を見ちゃって、気になるんで
伊那に行こうと思って…]
えええ?なにそれ?
(だけど、前回伊那に付き合って行った時に
弟の山羊が元気が無いのがわたしも気になってた。)
わたしも行く!!!
だけどさあ、行く前に電話してみたら?
山羊たちは元気ですか?とか言って。
うーん…
今何時?
9時半。
なら、あと1時間くらいでわたしは出られるよ。
うーん、それじゃ遅いかな。
そうだとも、伊那まで何時間かかるんだっけ?
帰りが、夜の10時とかはキツイなあ…。
ともあれ、畑仕事も思ったより捗って
自宅に戻り、二頭のわんこのご飯と散歩と自分の支度。
かっきり10時半に電話。
今、出られるよ!
すると
『伊那に行かなくても良くなったんだよねえ』
と、友人。
なにそれ?
電話したら、山羊、元気だって。
レンタルの準備してるって。
あの山羊たちは、除草ヤギとして
これから使役するのだ。
あ、そう。
わたしは安堵の胸を撫で下ろす。
じゃ、どうするの?
どこか涼しいところでも行く?
涼しいところなんて無いよ。
あるでしょ!
富士山だよ!!!
というわけで
待ち合わせて、富士山の林道を巡る旅。
はじまり〜〜。
今の時期は富士山の登山道は
全て、マイカー規制中。
マイカーでは五合目まで行けないんだもんね。
だから、林道しか無いんです。
富士山北麓の林道と言えば
アレですよ!
滝沢林道と、鳴沢林道。
滝沢林道は、登って降りるだけで
あまり面白くは無いんですね。
だから、わたしは
例によって、鳴沢林道をオススメする。
うふふふ、
ここはわたしの好きな
『噴火口』が、目白押しなんだね。
ある意味わたしは
『噴火口』フェチである。
富士山にはいわゆる“側火山”(昔は寄生火山と呼んでいた)が列状に並んでるんだけど、
側火山には、山頂に
噴火口が必ずあるのね。
この、林道から
いくつかの側火山に、登るポイントがあるのだ。
鳴沢林道に入ると
友人は饒舌になるのだが、
アレアレ
氷穴(こおりあな)はこっちだったよね、
熊棚があって、迷ったよね〜。
おー!
わたしが案内するとか息巻いて、
迷ったことまで、よく覚えてるじゃん!
その地点を通過すると、
アレアレ、
なんとか大王のとこだよね、なんとか大王
氷穴大王?
なんとか大王じゃないよ( *`ω´)
白大龍王氷池!
名前くらい覚えてね!
そこは不思議なんだけど、
去年の7月23日に
この友人を連れて来たんだよなあ…
氷穴、いったよ。
なんとか、大王も行ったよ。
カタブタ山は?
そこも、行ったなあ…
そうかあ、
わたしは結構、この友人を、連れて来てるのねえ。
でわでわ
出来るだけ
標高の、高いところまで登ってみようか?
車を走らせると
友人が
『塒塚』って言うのがあるらしいよ〜
土ヘンに時って書くんだけど
なんて読むんだっけ…
と、言い出して
その話は、今日が初めてじゃないことに気がついた、
『土ヘンに時』で
『塒』
以前、朝霧を走っている時だったか
その文字の、ことを言い始めたのだ。
そんな側火山が、あるのだと。
そうして、
なぜ友人が気になっているかと聞いたら
『だって、
10時20分のラインじゃないじゃない?
なんでそんなところに側火山があるのかな、と思って。』
と、いうんだな。
10時20分ライン!!!
それは…
赤い楕円で囲んだ軸のことだ。
(真ん中が、富士山頂)
この赤い楕円の方向は
『日本列島の弱線』と呼ばれるもので
ここから常に噴火する、と言われる
富士山の弱線でもあるのです。
そこではない、塒塚に
友人は惹かれたというわけです。
塒塚は“とやづか”と読むそうですよ。
ふーん、
なんだか不思議だな。
で、
行ってみまーす!
ここから、歩きです。
富士山頂
見えません。
こんなところ(青丸)にいます。
林業のための道なので
こんな風景によく出会う。
シカが好む環境が生まれる。
だから、
シカが増えすぎているのは、
実は人災なのですよ。
溶岩流が流れたところは
富士山のダイナミズムを感じる場所。
たくさんの山野草の花が
目を楽しませてくれる。
ホタルブクロ、
トリアシショウマ?
コンテリギ、
ミヤマオダマキ、
シモツケ、
などなど。
標高1600mの花々は
下(わたしたちの住んでいる1000m)と
あまり変わらない。
目指すは、
『塒塚』
えええ?
住所が、
人穴なんだね、
びっくり‼️
友人は、県境を探して
どんどん先に行ってしまう。
なぜなら
山梨県から静岡県の県境を越えたところに
それはあるはずだから、と言うのだ。
もう1時間は歩いている。
どうする?
引き返す?
うーん
もうちょっと行ってみる。
山登りではなく、林道は横移動なのでさして疲れてはいない。
この辺りは位置的には朝霧の真上なので
いい感じの霧が出てきた。
すると、
いきなり
視界が開けた!
長くなったので
二回に分けますね。
ごめんなさい。