春ともなれば
花が咲き
鳥が歌う。
何千万年も前から
その営みを繰り返していることを思うと
胸がときめく。
人がその営みに関わっていなくても
それは繰り返し訪れる。
麗しき営み。
一方
花を愛で
鳥の歌を楽しむ人々を見ることは
花や鳥を楽しむことと同じくらい
わたしを幸せにする。
結局のところ
わたしは自然と同じくらい
人のことも好きなのだ。
と、やっていた人達のことは
理解し難いと思っていたけれど
世界遺産になろうがどうしようが
わたしはここに来る人達と同じように
この土地に癒されていることを
今日は改めて感じる。
今日は久しぶりに
地元の温泉に行った。
河口湖河口にある『天水』
ゆるゆるとした時間のなかで
露天風呂につかり
周りを見渡すと
ここの水、石、木
今日
全てがわたしには
すでに自分の一部のように感じたんだ。