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Channel: トヨタマヒメ富士日記
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将門と八面大王 その六

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この石室のうえに

小さな祠あり。

回り回ってどうしたのか
わたしはその上にいた。

新緑が雨を含んで
濃密な空間を形作る。
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ふと
『すみません、関係者以外は入れないんですけど、』と関係者が声を掛けてきた。

すみません、といいながら
あれ?
わたし、関係者なのだけど、

そう感じる自分は変だ。



どなたの関係者なの?
わたしは?

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大王の見張り台、という場所に登る。

辺りを
軽く探索すると
鯉ではない、まるで鮫のような魚が
わたしの下をぐるぐる回り始める。
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これは
不思議な感じだった。

でも
考えてみれば
わたしは、ワニザメの親分だったな。



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