昨日のことなのに
何故だか
遠い昔の話のようだ。
黒澤明監督の
『夢』は
九部からなるオムニバス映画だけれど
その最後『水車のある場所』が
ここ、安曇野の『大王わさび農園』で撮影されているのだという。
『こんな夢を見た』
というフレーズで始まる全ての部は
黒澤自身の夢を元に
描かれているらしい。
その中に
赤富士、というタイトルの
富士山噴火のシーンも含まれている。
黒澤の夢の中で
やはり富士と安曇野はつながったのだろうか?
わたしもまた、
この日は遠い日の夢の中にいるようだった。
『ヤット来タネ』
あの
大塚丘で感じたような
懐かしい声。
降り注いでいるのは
雨粒なのか
桜の花びらなのか、
はたまた
どなたかの情念なのか?
調べれば調べるほど
謎が深まって行く。
この安曇野の地の王であった。
桓武天皇の世に(また、この天皇だ)
坂之上田村麻呂によって征伐され
(またこのおじさんだ)
力のあるものは二度とこの世に戻って来ないよう
体をバラバラにされて埋められたという。
この大王神社には
八面大王の胴体が祀られているという。
胴体?
新宿の鎧神社には
平将門の胴体が祀られている説あり。
うわ!
うわ!