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Channel: トヨタマヒメ富士日記
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東京の龍脈

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わあ!
龍みたい!

わたしが代官山蔦屋の駐車場で
中沢新一氏のアースダイバー地図を広げたとき
Aさんが、感嘆の声を上げた。
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何かに似ているとはおもったが
アラベスク模様のように縄文時代の東京を
西から東に向かって走る水脈は
まるで龍が身体をくねらせているようだ。

東京の西に偏る湧き水のある場所には
井戸の井の字がつく地名となっている。
北から
石神井>隅田川源流
上井草>神田川源流
井之頭>神田川源流
高井戸>目黒川源流

それでは渋谷川の源流は、というと
新宿御苑の玉藻池ともうひとつ
代々木の神宮御苑 清正井戸である。

代官山の地勢の良さというのは
北側に渋谷川
南側に目黒川
ふたつの川に挟まれた洪積台地で
縄文時代から人の営みが育まれた土地であったということだ。
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代官山アドレスも
代官山蔦屋も
猿楽塚も
そのならびの朝倉郡も
すべからく、そこに存在していたのだった。
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今、都市の再開発の名のもとに
龍脈は切断され
沢山のいのちを育んだ川も
暗渠化され、下水道としてしか使われていない。

それでも
石や風は
かつてここに育まれたいのちの営みの記憶を持っている。

それに気が付くことで
わたしたちは変容することが
できるかも知れないのだ。


アースダイバー地図に関しては
こちらをご覧くださいね!

http://www.nw-style.com/2010/10/google-earth.html?m=1

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