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Channel: トヨタマヒメ富士日記
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安倍晴明の真実②

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夢枕 獏という方の小説は読んだことが無い。

彼の小説「陰陽師」を原作として

描かれたのが岡野玲子氏の漫画だという。

その後おそらく漫画のほうのビジュアルイメージで

映画「陰陽師」が製作されたのだろうか?




漫画の「陰陽師」の安倍晴明は

映画で忠実に野村萬斎によって再現されているように思える。




わたしがあんまり漫画が好きではない理由は

少女マンガ的ハンサムな男性像が好みでないからかもしれない。




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リアリズムを追求していくと

時の天皇やそのまわりの知識階級は

毎日日記をつけていたということだ。

その日記や今昔物語などに初めて「安倍晴明」の名が出てくるのは

本人が還暦まじかの時だというので

すでに中年から老年の域だったことになる。




実際に名をなしたのは

「那智山の天狗を封じた」という59歳のときらしい。

そこからさらに天皇の日記などに頻繁に名前が出てくるのは

晴明66歳のときから85歳で没するまでというので

著名になったときにはすでに老人だったことになる。




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そんなことを書くと

伝奇ロマン好きのかたにはがっかりされるかもしれないけど

わたしはこちらの晴明のほうが親しみを感じてしまう。




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彼は式神を使うという。

この図で晴明の後ろに控えている二人の鬼のようなものが

「式神」で

正面にいるのが「つくも神」

百鬼夜行でおなじみの妖怪たちだ。

闇が闇として存在し

人も鬼も妖も

ひとつ屋根の下に共存していた時代。




それはいつまで続いたのだろう。
















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