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江戸の秘密 ②渋谷川を遡って行くと

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2月13日に東京に行った話しを早く終わらせたいのですが

その次に降ったとんでもない大雪に阻まれて(?)

頭が止まってしまっています。




ちょっと頑張って

書いていこうと思います。




日本橋

皇居(江戸城)という想像もしなかった大江戸探訪となり

最後は、というか

当初の目的だった「新宿御苑」さえも

大江戸探訪の締めくくりに相応しい幕引きとなったのです。




わたしがブログ記事で、何故か東京に呼ばれている話しを書いたら

それを見てくださったお二人のかたが(おひとりづつ別々の方)



わたしが東京に来るのなら、お時間があったらお会いしたいとおっしゃってくださって

そのメールをいただいてから

このお二人に同時にお会いするのは「新宿御苑だな」と直感で思ったのです。




すでに16日にはミミたちと代官山

そして22日にはK子さんたちと渋谷川かどこか???と予定を決めていました。

(これは16日は大雪、22日はK子さんの都合でともに中止になりましたが)


それでもわたしはそのお二人の申し出に

「行きます行きます。お会いしましょう。

わたしは新宿御苑に行きたいと思います。」 とお返事をしました。




なんとその時点で、二月に三回も東京に行く予定を作ってしまったのですが

それは呼ばれてしまった(この言葉はあんまり好きではないのですが、

この場合、その表現しか当てはまらないような気がするのです)

それで、急遽、2月13日に東京へ行ったというわけです。




では何故、

わたしが新宿御苑に行きたいと思ったかというと

わたしの子供のころの記憶

それと青春の二つの記憶への郷愁によるものです。



もの心ついたときには

「お花見は新宿御苑」とうのが、我が家の習慣になっていました。

お花見の

写真はいつも、母と姉とわたしの三人で

考えてみたら、常に父がカメラマンだったのでしょう。



母はつねに大きな丸い「おにぎり」を作ってくれました。

これはお花見であれ、運動会であれ、定番のモバイルフードでした。

姉がシャケ、わたしがたらこがお気に入りでした。

その後に三角形の「おむすび」を見たとき

ほんとうに驚いたのを覚えています。



(話は少し脱線しますが、おにぎり文化圏は東

おむすび文化圏は西という大雑把なわけ方もあるようです。

「おむすび」は宮中の女房が「おにぎり」を丁寧に呼んだという由来もあるらしい。

うちの母は仙台の出身なので、丸いおにぎりを作ったのでしょう。

江戸っ子の父もそれで満足していたのでしょうか。)



子供のころのお花見の写真に

新宿御苑の木に登って撮った写真がありました。

どうということはない写真だったのですが

生まれて初めて木登りをしたこの木のことを

かすかな記憶の片隅に覚えていたらしく

二十歳過ぎてからBFとやはりお花見で行った新宿御苑でその木を見つけ

あまりにも嬉しくて、抱きついたのを覚えています。

できれば、その木にもう一度会いたい。

果たしてその木はいまでも存在しているのでしょうか?

それからさらに20年以上経っています。



記憶の中では新宿御苑のほぼ中央に

「ユリノキ」という巨木があり

そこから程近いところにわたしが木登りした木があったのです。

変わった樹形でしたので、今でもあればすぐにわかると思います。


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(果たしてその木はすぐに見つかりました。

やはり大きなユリノキの巨木が目印になったのです。

子供の頃はもちろん木の名前は知りません。

ずっと、あの木は何の木だったのだろうと思っていましたが

驚いたことに

わたしの大好きな「ハルニレ」だったのです。

アイヌ民族の神話では、祖先はこの木から生まれたとされています。

まったく出来すぎています!)



それともう一つ。



姉の代官山のトンネルの話しから

2月4日の春節の日に、実際にそちらにたどり着いたK子さんが

さらに次の日もそのトンネルに行くことになり

そのときに「どうも気になる」と言って

そのそばを流れている「渋谷川」の画像を送ってくださいました。



「どうも気になる」はわたしに伝染してしまい

次の日の5日の日に「渋谷川」の源流を調べ始めたわたしは

新宿御苑の「玉藻池」がその源泉であることにたどり着き

どうしてもそこに行ってみたくなりました。


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(友人が調べてくれた「玉藻池」はこれまた驚くことに

内藤家の一番古く由緒ある庭園で

その名も「玉川庭園」と云われていました。

そして渋谷川の源泉であるだけでなく

名のとおり、江戸の最も古い玉川上水が四谷の大木戸まで通っていく

その道筋に新宿御苑は位置していたのです。)



そして

もうひとつ

わたしにはここにどうしても来たかった理由がありました。


それが江戸の秘密につながっていくのでしょうか。


幾重にも張り巡らされた

不思議な縁・・・



















































































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