河口湖の水位が異常に下がったことで
歩いていけるようになった
日蓮さま由来の
「六角堂」はあまりにも有名になってしまったけれど・・・・
富士山五合五尺にある
やはり日蓮さま由来の「八角堂」は
以外と知られていないかもしれません。
スバルライン終点の
五合目のロータリーからスタートして
山頂に続く登山道を登り始めると
2305mといわれているこのあたりでは
ミネサクラという桜が目を楽しませてくれます。
フジザクラに似ていますが
葉が紅いのが特徴です。
登山道にはまだ
雪がたくさん残っています。
しばらく行くと
泉が滝に到着します。
ここは富士山では珍しく
雪解け水が滝となって流れるところ。
いまは水量が少しですが
江戸時代はどうだったのでしょう。
禊ができるくらいあったのでしょうか?
溶岩の割れ目に
水が溜まっています。
さらに登っていくと
六合目に到達します。
六合目から
小御嶽道という昔の御中道につながる道に下ります。
実は
この道が江戸時代の登山道。
降りていくと
重要なところに出ます。
「経ヶ岳」
六合目から降りる途中に
五合五尺という場所にある
ここは
日蓮さまが法華経を埋めたという伝説があったのですが
近年になってそれらしきお経が発見され
色々な建築物が建てられました。
それが八角堂です。
この銅像は
身延山のほうを向いているそうです。
そういえば
以前に訪れた「岩本山」では
富士山のほうを向いていましたね。
http://ameblo.jp/mizunotunagari3776/entry-11513350883.html
ここには有名な
「姥ヶ懐」があります。
日蓮さまが百日修業をしたところと伝えられています。
この碑を少し降りていくと
森の中に草庵があります。
この日はツアー下見で
自然解説員の指導長のTさんが
「これを解読しようとしているのですが
読めますか?」と聞かれました。
いやああ
ゴメンナサイ!
読めません。
「玄寅」
のように読めますが
左から読むのか?
右から読むのか?
中には新しい蝋燭が灯っていました。
どなたがお参りしたのでしょう。
世界文化遺産の構成資産には
こちらは入っていないようです。
でもおそらく
日蓮さまのような高僧のかたが
お経を埋めたり
百日修業をした場所とは
富士山でも
かなり重要なポイントだったに違いありません。
この下には
「天地の境」と書かれた
佐藤小屋という山小屋があり
江戸時代の山頂に通じる神聖な登山道でした。
そこからは
小御嶽道といわれる
小御嶽神社(石尊権現)にお参りした古道を
五合目のロータリーに戻ります。
山頂付近は
雲がもくもくと湧いてきました。
3月23日の江ノ島
4月16日の岩本山
そこにつながる
6月8日の
富士山の日蓮さま詣でとなりました。
おおお~!
いま気がつきました!
六角堂(6)
八角堂(8)!!!
なんじゃこれ?